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ポピュラー音楽の世紀

中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム
The Century of Popular Music
Tracing the Dynamism of 20th Century Popular Music Through the Toyo Nakamura Collection

ポピュラー音楽の世紀

会 期|
2015年5月25日(月)-8月16日(日)
休館日|
日曜日、祝日 ※6月14日(日)、7月20日(月・祝)、8月16日(日)は特別開館
時 間|
10:00ー18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
入館料|
無料
会 場|
武蔵野美術大学美術館 展示室2、アトリウム1、武蔵野美術大学図書館
主 催|
武蔵野美術大学 美術館・図書館

監 修|  柏木 博(武蔵野美術大学造形文化・美学美術史教授)
企 画|  田中勝則(音楽評論家)

19世紀末に発明されたレコードがひろく普及した20世紀を「ポピュラー音楽の世紀」と捉え、当館が所蔵する中村とうようコレクションのSP、LPなどのレコード資料や世界各地の楽器、音楽関連書籍によってその時代をたどる展覧会。会期中には、多彩なゲストが登場し、さまざまな視点から「ポピュラー音楽の世紀」を語りあう関連企画を開催する。

The twentieth century, in which records, invented near the end of the nineteenth century, became widely available, could be regarded as the century of popular music. This exhibition explores that period through 78 rpm and LP records, musical instruments from around the world and music-related publications from our Toyo Nakamura Collection. In a series of events during the exhibition, a variety of guests will discuss that century of popular music from their many different perspectives.

展覧会概要

武蔵野美術大学 美術館・図書館にて、当館の中村とうようコレクションの中から、ポピュラー音楽の成り立ちに不可欠であったレコードや蓄音機、楽器などを中心に展示する、本コレクションならではのユニークな展覧会「ポピュラー音楽の世紀 ―中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム」を開催します。
日本を代表する音楽評論家であり、レコードや楽器の収集家としても知られた故・中村とうよう氏(1932-2011)は、SP、LPなどのレコード資料や世界各地の楽器、音楽関連書籍など、5万点におよぶ膨大なコレクションを2006年に武蔵野美術大学 美術館・図書館に寄贈されました。
音楽評論の分野では、ジャズやロック、シャンソンやタンゴなど、評論家自身が専門とするジャンルを持ち、その音楽の研究を深めていくことが一般的であるなかで、中村とうよう氏は、ひとつのジャンルに留まらず、その総合体であるポピュラー音楽すべてを対象に研究、評論を進めてきました。世界のポピュラー音楽全体を貫く音楽論を論じ、書籍を執筆した最初の音楽評論家が中村とうよう氏であり、現在でもそれに続く書籍は、ごく一部の研究者によるものを除けば、ほとんど出版されていません。
19世紀後半に発明されたレコードという新しいメディアが、20世紀に入るとポピュラー音楽という現象をより具現化し、さらにラジオやテレビの登場が後押しとなって、時代を象徴する文化として大きな存在感を持つこととなりました。中村とうよう氏は、自身の音楽論のなかで20世紀の100年間を「ポピュラー音楽の世紀」と位置づけ、その時代に生み出されたポピュラー音楽の数々は、それ自体が20世紀という歴史上でも特異な時代のうねりを表現する存在であったと捉えています。
本展においても、そのような20世紀を「ポピュラー音楽の世紀」と捉え、膨大な中村とうようコレクションによって、ポピュラー音楽が熱く盛り上がった時代の躍動を振り返る展示を行います。20世紀に世界中で生み出された楽しい音楽が一堂に会するだけでなく、そのルーツにも迫る類例のない展覧会をご覧いただきます。

見どころ

出展作家

1.20世紀に育まれた多彩なポピュラー音楽
本展において、展示空間の骨格部分を構成するのは、中村とうよう氏が生涯を通じてもっとも力を入れて収集してきたレコードの展示です。
レコードは19世紀後半に発明され、当初はトーマス・エジソンが発明した円筒形のもの(これを蝋管と言う)が主流でしたが、蝋管に取って代わって円盤型のレコードがポピュラーな地位を獲得します。当初はレコード会社によって回転数が違っていましたが、ある時期からほぼ毎分78回転に統一され、日本ではこれをSPレコードと呼びました。それらは、第二次世界大戦後には33回転のLPレコードに少しずつ代わり、1980年代後半にはCDが主流となります。本展では、それらすべてのメディアに収録されたさまざまな年代の音源を幅広い時間軸で取り上げ、さらにアメリカからヨーロッパ、アフリカ、アジアといった幅広い地域の音源を取り上げてトピック毎に紹介します。
また本展では、それらのレコードを再生する装置である蓄音機にもスポットを当てます。19世紀末の蝋管レコード時代の蓄音機にはじまり、狂騒の20年代(Roaring Twenties)と呼ばれ、アメリカが経済的に大きく花開いた1920年代に製作されたビクター社製蓄音機ビクトローラを取り上げます。さらに、日本における最初のレコード会社である日蓄(ニッポノフォン)が大正時代に作り出したラッパ付きの蓄音機など、多彩な蓄音機をその音色とともに紹介します。

2.ポピュラー音楽を生み出してきた楽器の数々
中村とうよう氏は、世界各地の土着的な楽器も幅広く収集しましたが、それ以上に力を入れて収集したものが、新しい音楽を生み出そうという人々の意欲がにじみ出ているように感じられる楽器の数々です。
アフリカの各地で現在も親しまれている親指ピアノや、アラブ世界の音楽アンサンブルの中心を担うウードをはじめ、さまざまな地域のポピュラー音楽の出発点となったギターおよびその系列の楽器も本コレクションの重要な部分です。本展では、このような20世紀のポピュラー音楽で使用されてきた楽器を特集します。

3.豪華ゲスト陣が多様なポピュラー音楽を語る
本展は、音楽評論家であり、中村とうよう氏とともに日本のワールド・ミュージックを牽引してきた田中勝則氏が企画を行い、さらに会場にて公開予定の映像コンテンツや会期中の関連イベントでは、日本の音楽評論の歴史を担ってきた方々に出演いただき、20世紀の多岐にわたるポピュラー音楽の世界を掘り下げていきます。

<映像コンテンツ出演者> (50音順)
靑野浩史(音楽プロデューサー)/大鷹俊一(音楽評論家)/岡田則夫(演芸評論家)/ 北中正和(音楽評論家)/サカキマンゴー(親指ピアノ演奏家)/マック杉崎(蓄音機研究家)/常味裕司(ウード演奏家)/萩原健太(音楽評論家)/濱田滋郎(音楽評論家)/ ピーター・バラカン(ブロードキャスター)/山内雄喜(ハワイ音楽演奏家)/ 湯川れい子(音楽評論家)

出品作品
ギャラリー

「アメリカン・ミュージックの原点」 Various ArtistsCD ライス・レコード

「RCAブルースの古典」 トミー・ジョンスン、他
LP 日本ビクター 「キューバ音楽の歴史」 メルセディータ・バルデス、他
LP ビクター音楽産業 「ジャイポンガンの女王」 イト・マシト
LP スープ [ビクトローラVE. 8-12X型]蓄音機 U.S.A. [ニッポノフォン・35型]蓄音機 日本 親指ピアノ ウガンダ ウード トルコ 『ポピュラー音楽の世紀』 岩波書店 1999年 『大衆音楽の真実』 ミュージック・マガジン 1986年 中村とうよう氏 京都大学時代 中村とうよう氏 2009年
展覧会ちらし

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展示会場のタイムスケジュール[月曜日〜金曜日]

10:10-10:40 映像上映『ポピュラー音楽の世紀』
10:40-11:10 蓄音機の音色を聞いてみよう
会場に展示されているオルゴール、蝋管蓄音機、SPレコード蓄音機を実際に動かしてレコードをかけます。100年ものの音楽、当時の名演を当時の音色で体感できます。
11:10-12:10 ラジオ番組『中村とうようのワールド・ネットワーク』
中村とうようさんは、1987年4月から1988年12月までラジオ番組「ワールド・ネットワーク」(ラジオ関西)のパーソナリティをつとめ、世界の幅広い地域、幅広い年代のポピュラー音楽を番組内で紹介しました。その選曲からは大著『大衆音楽の真実』(ミュージック・マガジン 1986年)を書き下ろしたばかりのとうようさんのジャンル横断的な視点を感じ取ることができます。ここでは、放送回からの抜粋を再放送します。
12:10-12:40 リクエストタイム
DJが展示中のレコードを会場でかけてくれます。聞いてみたいレコードをぜひリクエストしてみてください。
12:40-13:10 映像上映『ポピュラー音楽の世紀』
13:10-13:40 蓄音機の音色を聞いてみよう
13:40-14:40 ラジオ番組『中村とうようのワールド・ネットワーク』
14:40-15:10 リクエストタイム
15:10-15:40 映像上映『ポピュラー音楽の世紀』
15:40-16:10 蓄音機の音色を聞いてみよう
16:10-17:10 ラジオ番組『中村とうようのワールド・ネットワーク』
17:10-17:50 リクエストタイム


展示会場のタイムスケジュール[土曜日、特別開館日]

10:10-10:40 映像上映『ポピュラー音楽の世紀』
10:40-11:10 蓄音機の音色を聞いてみよう
会場に展示されているオルゴール、蝋管蓄音機、SPレコード蓄音機を実際に動かしてレコードをかけます。100年ものの音楽、当時の名演を当時の音色で体感できます。
11:10-12:10 ラジオ番組『中村とうようのワールド・ネットワーク』
中村とうようさんは、1987年4月から1988年12月までラジオ番組「ワールド・ネットワーク」(ラジオ関西)のパーソナリティをつとめ、世界の幅広い地域、幅広い年代のポピュラー音楽を番組内で紹介しました。その選曲からは大著『大衆音楽の真実』(ミュージック・マガジン 1986年)を書き下ろしたばかりのとうようさんのジャンル横断的な視点を感じ取ることができます。ここでは、放送回からの抜粋を再放送します。
12:10-12:40 リクエストタイム
DJが展示中のレコードを会場でかけてくれます。聞いてみたいレコードをぜひリクエストしてみてください。
12:40-13:10 映像上映『ポピュラー音楽の世紀』
13:10-13:40 蓄音機の音色を聞いてみよう
13:40-14:40 ラジオ番組『中村とうようのワールド・ネットワーク』
14:40-15:10 リクエストタイム
15:10-15:40 映像上映『ポピュラー音楽の世紀』
15:40-16:10 蓄音機の音色を聞いてみよう
16:10-16:50 リクエストタイム




映像上映『ポピュラー音楽の世紀』

本映像では、中村とうようさんとゆかりのある12名のゲストが出演し、トピック毎に20世紀の多岐にわたるポピュラー音楽の世界を掘り下げていきます。対談の聞き手は、中村とうようさんとともに日本のワールド・ミュージックを牽引してきた、本展企画の田中勝則さんがつとめます。

*12名のゲストと田中勝則さんとの対談内容のすべてが本展覧会図録に収録されています。 展示と併せてこちらも是非ご覧ください。

上映スケジュール

第1期 5/25-6/14
《私は1920年代の蓄音機の音が最高だと思っている》
出演:マック杉崎(蓄音機研究家)
《たくさんある芸能も繋がりがわかってくると面白くなって、結局全部レコードを集めてしまいました》
出演:岡田則夫(演芸評論家)
《私ととうようさんを最後まで結びつけたのがユパンキだった》
出演:濱田滋郎(音楽評論家)


第2期 6/15-7/4
《時代が動いているそのリアル・タイムに「これが名作だ」と言い切れるとうようさんがスゴいよね》
出演:大鷹俊一(音楽評論家)
《ハワイ音楽はどれも長調。笑顔しか見えない。私がハワイ音楽のもっとも好きなのはそこなんです》
出演:山内雄喜(ハワイ音楽演奏家)
《もしウードが存在しなかったら世界の弦楽器はまったく違うものになっていた》
出演:常味裕司(ウード演奏家)


第3期 7/6-7/25
《『ブラック・ミュージックとしてのジャズ』を読んで、それまでのジャズに対する価値観がガラガラと壊れてしまいました》
出演:靑野浩史(音楽プロデューサー)
《ひとつの音楽に絞り込んだ視点でばかり捉えてゆくとつまらないよと、いつも教えてくださったのが、とうようさんだった》
出演:萩原健太(音楽評論家)
《スマホに親指ピアノのアプリを作ってしまいました。リンバ・ライオンと言うんですよ(笑)》
出演:サカキマンゴー(親指ピアノ演奏家)


第4期 7/27-8/16
《1966年6月のビートルズ公演で聞いた8000人の女の子たちの「キャー」は本当に美しかった》
出演:湯川れい子(音楽評論家)
《アフリカのマリ音楽をはじめて聞いたとき、ブルーズとのつながりを直感的に感じました》
出演:ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
《知らないことを知ることが楽しいと思える音楽ファンには、ぜひワールド・ミュージックをお勧めします》
出演:北中正和(音楽評論家)


会場風景
展示会場風景

ミュージック・マガジン全巻を展示@図書館

ミュージック・マガジン全巻を展示@図書館 ミュージック・マガジン全巻を展示@図書館 弦楽器展示@美術館 レコード展示@美術館 レコード展示@美術館 レコード展示@美術館 レコード展示@美術館

関連企画

1. オープニング・イベント

在りし日の中村とうようさんの横顔に迫る【終了しました】
日 時|
2015年5月25日(月)16:30-18:30(開場:16:00)
出演者|
折田育造、小倉エージ、田中勝則(モデレーター)、関谷元子(司会)
展示会場風景

5/25.オープニング・イベントの様子

5/25.オープニング・イベントの様子 5/25.オープニング・イベントの様子 5/30.蓄音機博士に聞く蓄音機の歴史とその底知れぬ魅力の様子 5/30.蓄音機博士に聞く蓄音機の歴史とその底知れぬ魅力の様子 5/30.蓄音機博士に聞く蓄音機の歴史とその底知れぬ魅力の様子 6/6.日本一のSPレコード収集家に聞くニッポン人の喜怒哀楽の様子 6/6.日本一のSPレコード収集家に聞くニッポン人の喜怒哀楽の様子 6/6.日本一のSPレコード収集家に聞くニッポン人の喜怒哀楽の様子

2. 世界の蓄音機

蓄音機博士に聞く蓄音機の歴史とその底知れぬ魅力【終了しました】
日 時|
2015年5月30日(土)16:30~
出演者|
マック杉崎、田中勝則(モデレーター)
「蓄音機博士が語る二つのアメリカン・ルーツ・ミュージック」
マック杉崎さんは『図説 世界の蓄音機』という著作で知られる蓄音機研究の第一人者です。本展に展示されている中村とうようコレクションの蓄音機もすべて杉崎さんに修理していただきました。今回はそんな杉崎さんならではの蓄音機に対するうんちくをたっぷり語っていただく予定です。また同時に、杉崎さんは古い時代のアメリカン・ミュージックのコレクターでもあります。
今回はモデレーターの私、田中勝則と一緒に「二つのアメリカン・ルーツ・ミュージック」というテーマで、新しいアメリカ音楽に対する切り口を披露させていただこうと思っています。もちろん中村とうようコレクションから貴重な蝋管レコードやSPレコードなどもたっぷりと紹介します!

3. 明治・大正の日本で育まれた多彩な大衆芸能

日本一のSPレコード収集家に聞くニッポン人の喜怒哀楽【終了しました】
日 時|
2015年6月6日(土)16:30~
出演者|
岡田則夫、田中勝則(モデレーター)
「明治~大正時代は日本の大衆芸能の全盛期だった!」
日本でマイクロフォンを使った電気録音が一般化するのは1926年です。「流行歌」と呼ばれるポピュラー歌謡はほぼその年にスタートを切ったと言っていいでしょう。今回特集されるのは、それ以前に日本で作られたレコードの溝に刻まれていた音楽や芸能です。 黒船~明治維新以来、日本は西欧化の道を進んだことになっていますが、明治や大正の時代のレコードを聞くかぎり、事情はちょっと違います。この時点において、江戸時代から繋がる芸能はまだまだ元気いっぱい。現役の江戸時代生まれの芸人もいましたし、しばらく伝統が途絶えていた琵琶や説教節が復活したり、若い女性たちによる娘義太夫が今日でいうアイドルと言えるほど人気を呼ぶなど、新しい展開も生み出しました。浪花節の大人気もまた明治維新以後のもっとも新しい方向性を示した出来事でした。さらに、この時代にはそれまで都市部では聞かれなかった地方の民謡なども親しまれるようになります。
そんな元気いっぱいの日本芸能を、当時のままの蓄音機で聞いてみよう、というのが、今回の企画です。ご存知のように、岡田則夫さんは『レコード・コレクターズ』などに連載を持つ、邦楽研究の第一人者。と同時に、この分野のレコードを幅広く収集されている、レコード収集家としても第一人者であります。
そんな岡田さんにご協力いただき、中村とうようさんが残されたコレクションを中心に、岡田さんや私、田中勝則のコレクションを一部加えて、より幅広い音源を楽しんでいただこうと考えています。

4. ハワイ音楽の輝かしき秘宝

スラック・キー・ギター奏法の名手が奏でるハワイ音楽の魅力の原点【終了しました】
日 時|
2015年6月27日(土)16:30 ~
出演者|
山内雄喜、田中勝則(モデレーター)
スラック・キー・ギターというのは、特別に作られたギターの名称ではありません。ハワイ独特のギターの演奏スタイルで、さらにわかりやすく言うと、オープング・チューニングを使ったハワイ独自の演奏方法を指します。これがなんとも魅力的で、近年では日本でも演奏する人が増えてきました。今回のイベントでは、そんなスラック・キー・ギターの名手であり研究者でもある山内雄喜さんをお招きして、その魅力のすべてを探ってしまおうという企画です。
山内さんは1970年代からスラック・キー・ギター奏法を研究し、ハワイに渡ってギャビー・パヒヌイをはじめ黄金期の名手たちから直接教えてもらいながら、テクニックだけでなくハワイ音楽のスピリットまでを学びました。そんな山内さんだからこそ知るこの奏法の歴史や歴代の名人たちの横顔を、さらには実際にギターを手に取っていただき、この演奏方法の楽しさ、多彩さをたっぷり教えていただこうと考えております。
一日限りの特別企画です。ギター好きの皆さん、ぜひお集まりください。

5. アラブ音楽の深遠なる世界

アラブの秘宝ウードが奏でるアラブ音楽の1000年を超える深遠なる歴史【終了しました】
日 時|
2015年7月4日(土)16:30~
出演者|
常味裕司、田中勝則(モデレーター)
常味裕司さんが前回ムサビで演奏されたのは2011年7月17日。中村とうようさんが亡くなる4日前のことでした。その時はとうようさんももちろん会場にいて、常味さんのウード演奏をとても楽しんでいらっしゃいました。
あれから4年。同じ会場でのイベント出演となります。今回も先週の山内雄喜さんと同様、トークはそこそこに、演奏のほうをたっぷりと楽しんでいいただこうと思っています。
常味さんもレパートリーの広さでは山内さんに負けません。今回はトルコにおいて19世紀末に作られた楽曲(あのタンブーリ・ジェミル・ベイの時代の曲、という意味です)にはじまり、チュニジア(7世紀の楽曲!?)、シリアやイラクなどで作られたさらに古い時代の楽曲を通って、後半にはモハメッド・アブドゥル=ワハーブなど、全盛期のエジプトの音を惜しみなく聞いていただきます。広い広いアラブ世界をひとまたぎ。こんなコンサートを出来る人は、常味さんの他にいません。もちろん、今回限りの企画です。見逃したら後悔しますよ。

6. アナログ・レコードに聞くアメリカ音楽黄金期

ロック以後のアメリカ音楽とは違う、初期アメリカ音楽のゴージャスでリッチな世界をとことん楽しむ【終了しました】
日 時|
2015年7月11日(土)17:30~
出演者|
萩原健太、田中勝則(モデレーター)
本展の展示資料の中でも主役と言えるのが蓄音機の数々で、関連イベントのほうでも蓄音機の音色を実際に聞いていただくレコード・コンサートを開催してきましたが、いよいよ、ここで真打ちの登場です。音楽評論家の萩原健太さんをお迎えして、ロックが生まれる以前のアメリカ音楽にスポットを当てたイベントを開催します。もちろん、イベントで聞いていただくすべての楽曲は当時のSPレコードで、中村とうようコレクションを中心に、やはりコレクションである名蓄音機ヴィクトローラで再生します。
萩原健太さんがお好きなビング・クロスビーやドリス・デイなどのメイン・ストリームの楽曲(ヴォーカルものの音域は蓄音機にピッタリ!)から、ジャズやブルース、R&B、初期カントリー、さらにはギリシャや中東からの移民の音楽までお聞かせしようと思っています。ロック以前のアメリカ音楽ってこんなにいろいろあったんだと、誰もがビックリする選曲です。そのように多彩なアメリカ音楽を、蓄音機が奏でる温かいサウンドでお届けします。

7. ワールド・ミュージック古今東西

ワールド・ミュージックの名演を時代を超えて縦横無尽に聞きまくる【終了しました】
日 時|
2015年8月1日(土)16:30~
出演者|
北中正和、田中勝則(モデレーター)
7月20日に開催された「とうようズ・デイ 2015」は、立ち見でも入場できないほどの大盛況のうちに幕を閉じました。中村とうようさんを偲ぶ本イベントに、これほど多くの方々に立ち会っていただいたこと、出演した5組のミュージシャン達も、それに応えてすばらしいパフォーマンスで楽しませてくれたことを、とうようさんご自身もどこかで喜んでいることでしょう。そう思いたくなるほど感動的な一夜となりました。
「とうようズ・デイ」も終了し、本展覧会もゴールが近づいてきました。後半戦最初のイベントでは、音楽評論家の北中正和さんにご出演いただきます。今回のテーマは「ワールド・ミュージック」で、文字通りに世界各地で生まれたすばらしい音楽を、時代も国境も超えて縦横無尽に楽しんでいただこうという企画です。今まで通りに中村とうようさんご愛用の蓄音機が登場して、SP時代のワールド・ミュージックをたっぷり紹介します。さらに、LP~CD時代の音源を紹介するコーナーでは、音源に加えて中村とうようさん所蔵の貴重な映像も楽しんでいただきます。
なにしろテーマが「世界」ですから、紹介すべき名演がありすぎて、選曲が間に合っていません。当日まで北中さんとじっくり話し合って、世界の楽しい音楽をお届けしたいと思います。ワールド・ミュージックといっても民俗音楽ではなく、世界各地の若者が楽しんできたポピュラー音楽です。学生の皆さんも、気軽に聞きに来てください。

8. ブルースからアフリカ音楽へ

アメリカ南部のブルースから西アフリカ~サハラ砂漠のブルースまで【終了しました】
日 時|
2015年8月10日(月)16:30~
出演者|
ピーター・バラカン、田中勝則(モデレーター)
いよいよ最終回は、おなじみピーター・バラカンさんをお迎えして「ブルース」をテーマにしたイベントを行います。中村とうようさんにとって、ご自身の音楽体験の根っこにあったと思われるのがラテン音楽と「ブルース」でしたが、とうようさんが好んだものはアメリカ南部に生まれたブルースだけではありませんでした。イベントの前半は、すっかりおなじみとなった蓄音機でSP時代に録音されたアメリカのブルースを聞いていきますが、後半はアフリカにひとっ飛び。「ブルースの故郷」と言われる西アフリカ~サハラ砂漠から近年に登場した「アフリカのブルース」のミュージシャンたちを、貴重な映像で紹介します。
60年代のイギリスの若者たちは、世界でもっとも早くからブルースに親しみ、エリック・クラプトンら白人ブルース・ギタリストを輩出しました。そんな時代のロンドンで多感な少年時代を過ごしたのがピーター・バラカンさんです。そんなバラカンさんも74年に来日したとき、日本で「ブルース・フェスティヴァル」が開催され、スリーピー・ジョン・エスティスなどが出演していたことに大変驚いたそうです。
イギリス人と日本人はなぜこれほどブルースが好きなのか!?今回はそんな切り口で、アメリカとアフリカのブルースをたっぷりと聞いていきたいと思います。お見逃しなく!

9. スペシャルイベント

とうようズ・デイ 2015【終了しました】
日 時|
2015年7月20日(月・祝)17:30~20:30
出演者|
サンディー、山内雄喜&パイナップル・シュガー・ハワイアン・バンド、常味裕司 and his friends、サカキマンゴー、片山叔美&バンダ・ドスウラ・ラ
参加方法|
当日10:00より美術館受付にて整理券を配布します。(1名様につき1枚)
中村とうようさんが亡くなってもうすぐ4年が経とうとしています。
毎年、命日近辺に開催している中村とうようさんを偲ぶ「とうようズ・デイ」ですが、今年は本展のスペシャルイベントとして、多彩なゲストに出演いただくコンサートを実施することになりました。
ハワイ音楽の第一人者である山内雄喜さんと、アラブ音楽のウードの名手である常味裕司さんは、それぞれの単独イベントでもすばらしいソロ演奏で楽しませてくれましたが、今回はグループで出演いただき、ソロとは違った雰囲気の音楽を披露してくれます。
つづいて、親指ピアノ奏者のサカキマンゴーさんは、2011年の展覧会関連イベントではマリンバのガジュマル・アンサンブルとの共演でしたが、今回はソロで出演し、親指ピアノの妙技を存分に聞かせてくれます。
今回が初出演となる片山叔美&バンダ・ドスウラ・ラですが、ブラジルでもっとも古いポピュラー音楽であるショーロを演奏するグループで、本来はインストゥルメンタルであるショーロを、片山叔美さんのヴォーカルで楽しませてくれます。片山さんは「歌うショーロの女王」と呼ばれて1940年代から活躍した女性歌手アデミルジ・フォンセーカに直接の指導を受けて勉強したのだそうです。中村とうようさんもブラジルの音楽が大好きでしたが、ショーロを歌う日本人歌手が登場するとは夢にも思っていなかったでしょう。
また、ショーロ・グループのバンダ・ドスウラ・ラが、「とうようズ・デイ」ではお馴染みのサンディーさんの伴奏もつとめます。近年はハワイ音楽を歌うことが多いサンディーさんですが、今回はブラジル音楽を披露していただく予定です。もちろん、ご存じの方も多いアジア歌謡の名曲も、ショーロ風のしっとりとしたアレンジでお届けします。
このように、まったく盛りだくさんな3時間。しかも、入場無料ですから、たまりません。
こんな豪華なゲストが揃う「とうようズ・デイ」はこれが最後かも?どうぞお見逃しなく!