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愛子 1967年頃. テラコッタ. 46x35.0x25.5

韓国近代彫刻の先覚者として高く評価されている権鎮圭(1922~1973)の回顧展を、武蔵野美術大学資料図書館の2会場と東京国立近代美術館(2階ギャラリー4)で同時に開催いたします。
権鎮圭は、1950年代に武蔵野美術大学の前身である武蔵野美術学校で学び、二科展で受賞するなど、日本の彫刻界と非常に関係の深い作家ですが、リアリズムを基調としつつ孤高の精神性をたたえたその作品は、残念ながら、日本ではまだほとんど知られていません。本展は、権鎮圭の彫刻の全貌を紹介する初めての機会です。

■武蔵野美術大学美術資料図書館での展示
権鎮圭の彫刻は、技法的には石彫・ブロンズ・木彫・テラコッタ・乾漆など多岐にわたっており、様式的には清水多嘉示教授のもとでブールデル直系の近代的な彫刻思想に目を開かれるとともに、早くから先史時代のアルカイックな彫像に傾倒するなど、類い稀な多面性を示しています。武蔵美会場では、同校で学んだ日本時代(1948-1959年)の初期作から、1960年代のテラコッタや女性像・自塑像を経て、最晩年の仏像まで、その多様な展開の全貌を彫刻作品約100点と水彩・素描ほかによって紹介します。 また、参考資料として、権鎮圭の恩師である清水多嘉示の彫刻作品(約7点)を併せて展示いたします。
■東京国立近代美術館での展示
第38回二科展で特待を受賞した石彫《騎士》(1953年)や、1968年の個展(日本橋画廊)の際に当館に寄贈された2点の女性胸像を中心に、精選し た彫刻作品(テラコッタ・レリーフを含む)約30点と水彩・素描などを展示します。
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