韓国近代彫刻の先覚者として高く評価されている権鎮圭(1922~1973)の回顧展を、武蔵野美術大学資料図書館の2会場と東京国立近代美術館(2階ギャラリー4)で同時に開催いたします。 権鎮圭は、1950年代に武蔵野美術大学の前身である武蔵野美術学校で学び、二科展で受賞するなど、日本の彫刻界と非常に関係の深い作家ですが、リアリズムを基調としつつ孤高の精神性をたたえたその作品は、残念ながら、日本ではまだほとんど知られていません。本展は、権鎮圭の彫刻の全貌を紹介する初めての機会です。