本展覧会では、出品されている博物図譜の全ページをスキャニングしてデジタルアーカイブ化を行い、本展のために開発したタッチパネル式画像閲覧システムを使って通常直接手に触れることができない資料を全ページ、細部にわたって閲覧することができます。また今後それをもとに恒常的に閲覧できるデータベースを構築することで、本学の研究基盤を成す図像学の観点から美術系・デザイン系の領域を超えた全学生にとって芸術的な視野を広げるだけでなく、新たな創作意欲や研究心の向上に資することを目指しています。
デジタルアーカイブは会期ごとに出品物に対応した画像が追加されるだけでなく、異なる資料を横断的に見られるよう、システム自体も随時更新されていきます。
航海記の場所別閲覧機能(第Ⅱ期、第Ⅲ期):
D.デュルヴィルやJ.クックの航海記では、描かれた場所別に図版を見ることができます。航海日誌に記された探検航路と照らし合わせることにより、博物図譜のより深い楽しみ方を可能にします。
ルーペ機能(第Ⅲ期〜):
第Ⅲ期からルーペ機能が追加されました。図版の全体を見ながら一部分だけを拡大して見たい時に使うことができます。