September 29, 1994(Thu)-October 15, 1994(Sat)
Taku Aramasa Photographic Works:THE CHIEF; Portraits of Native America
Museum Past
- Date
- September 29, 1994(Thu)-October 15, 1994(Sat)
- Closed
日曜日、祝日
- Admission
無料
- Venue
武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室
- Organizer
武蔵野美術大学美術資料図書館
本学映像学科教授である新正卓先生の写真展。1988年に北米インディアンを訪ねる旅をはじめた新正先生は、押し込められた居留地で、いまなお自然と一体化し、伝統を継承しようとする先住民の姿をとらえようと試みている。長い間北米インデイアンの存在は、合衆国建国の神話を彩る被征服者の姿として伝えられてきた。異教徒としての彼らが「人間」として描かれることは極めて稀なことであった。先住民である彼らにとって、近代の二百年は略奪と迫害の歴史、そして抵抗の歴史でもあった。しかし北米大陸の豊かでもあり、苛酷でもある自然の中で、遠い親たちの時代から営々と築き上げてきた文化の伝統は消えてしまってはいない。脈々と生きている。北米先住民族にとって苛酷で屈辱に満ちた近代、その中で指導者として部族を率いてきた人々は威厳と誇りに満ちていた。その実像をこの展示は教えてくれる。