November 08, 1995(Wed)-November 21, 1995(Tue)
館蔵
Exhibition of Japanese Painting from the collection of Museum & Library,Musashino Art University
Museum Past
- Date
- November 08, 1995(Wed)-November 21, 1995(Tue)
- Closed
日曜日、祝日
- Admission
無料
- Venue
武蔵野美術大学美術資料図書館 2階展示室
- Organizer
武蔵野美術大学美術資料図書館
この度美術資料図書館に於いて、館収蔵の日本画学科歴代教授の作品と下図及び写生の展覧会を実現することが出来ました。
この企画は、作品が完成に至る過程に於いての写生から下図へと十分に積み重ねられる道筋を見ることの出来る機会でもあり、在学生諸君には、是非見ておいてほしいという思いを抱いております。特に卒業制作に取り組んでいる学生達、また軸装・額装作品の夏場に含んだ湿気を取り除くのにも適した時期である秋、芸術祭後に行われる展示としても丁度良く、得難い企画であると思います。
このさわやかな良い季節に、内外に向けて、すばらしい諸先生の足跡の一端を展示出来ます事を心からの喜びとしております。今回は収蔵作品のうちごく一部の発表でありますが、次年度以降、Part2,3…と引続き、作品の展示・公開を続けて行く事が全学的な教育に繋がる事と信じております。
ここに並ぶ作品が、初めて美術館等で発表された時の感動を再び呼び起こし、作品の背景、その時の状況等を学生と共に話し合って拝見出来ます事が今から楽しみなのです。 平福百穂先生、1917年作、七面鳥(草稿)を武蔵野美術大学創立時代の作品として、川崎鈴彦先生、1985年作、「駅員の家」までの68年に渡る作品の一つ一つの中に込められた真剣な力強い生命感が、時を写し、時代を越えて息衝いています。この感動が、必ず、若い学生の中に引き継がれて行くであろうというすばらしさに心豊かな思い一杯になります。
この展覧会を深く期待致しております。