June 17, 2006(Sat)-December 22, 2024(Sun)
限定一日
One Day Chair Show Part 4 – Side Chair –
小椅子 – Side Chair - (再)
Museum Past
- Date
- June 17, 2006(Sat)-December 22, 2024(Sun)
限定一日
- Time
- 10時00分ー16時00分
- Admission
無料
- Venue
美術資料図書館石膏陳列室
- Organizer
武蔵野美術大学美術資料図書館
椅子はその形や用途の特徴から、腰掛け、小椅子、肘付き椅子、安楽椅子、寝椅子、揺り椅子、長椅子等に分類することができます。このなかにあって「小椅子(背があり、肘がない椅子)」は、文字からではその特徴をなかなか掴みにくいかもしれません。
この「小椅子」という語は、英語のサイドチェア<side chair>の訳語に充てられた言葉でした。このことからも「小椅子」の「小」が単に「小さい」という意味ではないことがうかがえます。なぜ背があり、肘のない椅子群が<side chair>と名づけられ、それが日本で「小椅子」と呼ばれるに至ったかについては、諸説あり定かではありません。
しかし名の由来はどうであれ、「不要な要素を削ぎ落とす」ことは近代デザインの根底に流れるひとつのテーマです。その意味でも装飾だけでなく、肘(アーム)をも削ぎ落としたサイドチェアには近代椅子のエッセンスが凝縮されているはずです。
[本展は2005年11月14日に開催したものの再展示です]