Notice

September 17, 2020

美術館にご来館されるみなさまへ

「脇谷徹 ― 素描ということ」展、「イラストレーションがあれば、」展を開催いたします。ご来館の際はこちらをご覧ください。
開館期間:9月21日(月)-10月24日(土)※日曜日は休館
開館時間:10:00–18:00 ※土曜日、祝日は17:00閉館

Museum

Museum

Exhibitions & Events

September 04, 2017(Mon)〜November 11, 2017(Sat)

Where is your Ceramic?

Museum Past

This exhibition presents selected works from Musashino Art University’s collection of over 400 ceramics, which cover wide-ranging periods and regions, including Jomon ware, Scandinavian ceramics, and folk art vessels along with 3D data and high-resolution images. Using the latest technology, this exhibition explores newly revealed, fascinating aspects of MAU’s ceramics collection intended for educational purposes.

Date
September 04, 2017(Mon)-November 11, 2017(Sat)
Time
10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
Closed
日曜日、祝日、10月30日(月)
※9月18日(月・祝)・23日(土・祝)、10月1日(日)・9日(月・祝)・29日(日)は特別開館
Admission
無料
Venue
武蔵野美術大学美術館 展示室4・5
Organizer
武蔵野美術大学 美術館・図書館
Co-organizer
武蔵野美術大学 造形研究センター
Advisor
田中正之(武蔵野美術大学 造形文化・美学美術史教授)

Inquiries

Contact Form
Musashino Art University Museum&Library

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、展覧会「やきものの在処(ありか)」を開催いたします。

やきものは、いつも私たちの傍に、当たり前に在るものです。「やきものを使う」ことには、無意識的であれ、親しみを覚える人が多いのではないでしょうか。一方で「やきものをみる」ことには、それなりの作法や知見が求められるようで、縁遠く感じることが少なからずあるのかもしれません。

武蔵野美術大学美術館では、縄文土器や李朝陶磁、英国のスリップウェア、民藝の器など様々な時代や地域の陶磁器を所蔵しています。本展覧会では、みることにまつわる作法に捉われず新たな見方でやきものを楽しめるよう、陶磁史的視点や素材、技法、産地などの観点は一旦脇に置き、やきものをモチーフとして取り上げた絵画や写真、文学作品を主に所蔵作品から選び、当館陶磁コレクションとともに展観します。

一つの造形としてみたとき、やきものは形や色、質感、描かれる線のリズム、湛える時間性など、史実や技法の知識に基づかなくとも、私たちの感覚を揺さぶる可能性に満ちています。同時に、暮らしに欠かせないものとしてみたときには、時として日常生活の様々な断片や個々の記憶を呼び起こし、想像の中で響き合うことがあるかもしれません。普遍的な存在としてやきものが描かれた小林孝亘の絵画や、物に向き合い続けた写真家大辻清司がやきものを捉えた視点、夏目漱石の文学作品に読むやきものの情景など、異なる地平から同一の存在をみつめることは、新たな視点からやきものの美しさを見出す一助となることでしょう。

また本展では、出品作品の中から選んだ5点のやきもののデジタルデータを作成し、展示します。仔細なデータをタブレットの画面上で拡大し、回し、断面を見ることで、やきものという造形がどのように成り立っているのか、実際のやきものをみる時とはまた別の視点から感じていただけることでしょう。また、今回のデータ化を通して、立体造形であるやきもののアーカイブをどう構築し利活用していくのか、その一端をご紹介します。

当館陶磁コレクションを複眼的に味わうことで、いつもすぐそこに存在するやきものを意識し、愛でる楽しみを日常の端々に感じていただけましたら幸いです。

Highlights

Works

1.絵画や写真、文学作品とともに「やきものをみる」
画家小林孝亘は、器や壺など誰にでも馴染みあるやきものを描きます。特に器は日々の食を想起させる、言わば生のかたちであり、均一に塗りこまれた背景に一つ佇むやきものは普遍的なイメージに昇華されていくようです。そのほか、大辻清司の写真や宮沢賢治の「永訣の朝」など、異なるメディアで表された「やきもの」と、縄文土器や李朝白磁、中国景徳鎮窯の青花(染付)などをはじめとする当館陶磁器コレクションをあわせて展観します。他者(作家)の視点を介したやきもの像は、新たな視点で「やきものをみる」一つのきっかけとなることでしょう。

2.デジタルアーカイブの手法の紹介
3DCGやCTスキャン画像をはじめとするデジタルデータを活用することで、やきものの裏面の絵付けや内部構造など、普段展示室ではなかなか見られない部分をご覧いただけます。