Museum

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Exhibitions & Events

May 20, 2013(Mon)-August 18, 2013(Sun)

Two Streams of Typography

Museum Past

The two major streams of typography, the Traditional Style and the International Style, seen mainly in the United Kingdom, the United States, France, Germany, Holland and Switzerland, are exhibited using the Musashino Art University Museum & Library’s collections of rare books, magazines and posters.

Date
May 20, 2013(Mon)-August 18, 2013(Sun)
Time
10:00ー18:00(土曜、特別開館日は17:00閉館)
Closed

日曜日(6/9(日)、7/15(祝)、8/18(日)は特別開館日)

Admission

無料

Venue

武蔵野美術大学美術館 展示室3

Organizer

武蔵野美術大学 美術館・図書館

Co-organizer

武蔵野美術大学 造形研究センター

Advisor

新島 実 (本学視覚伝達デザイン学科教授)
寺山祐策(本学視覚伝達デザイン学科教授)※共同監修
白井敬尚(本学視覚伝達デザイン学科教授)※共同監修

Inquiries

Contact Form
Musashino Art University Museum&Library

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では「タイポグラフィ 2つの潮流」展を開催いたします。

本展は、19世紀末から20世紀後半にかけて、欧米で出版された美しい書物等を一堂に会して、ヨーロッパ及び米国における「伝統様式のタイポグラフィ」「国際様式のタイポグラフィ」の2つの流れを同時に俯瞰し、550年以上にわたり数知れず人々を引きつけて止まないタイポグラフィの魅力を探る試みです。

19世紀後半、ウィリアム・モリスが求めた「美しい書物」制作への試みの原点は、15世紀のインキュナビュラへの眼差しをその基本とし、当時の書物を丁寧に分析することから始められました。そしてこのモリスの眼差しはその後のプライベート・プレス運動へ大きな影響を与え、20世紀のタイポグラフィとりわけ書物制作の一潮流として格調高い伝統様式美を復興させました。さらにこの美しい書物制作への態度は、スタンリー・モリスンやヤン・チヒョルトによって、一般化され現在に至っています。

一方で、新たなタイポグラフィの転換は19世紀末のアール・ヌーヴォー(ユーゲント・シュティール)に端を発し、20世紀初頭のイタリア未来派、ロシア・アヴァンギャルド、デ・スティルそしてドイツのバウハウスなど、ヨーロッパ全土にまで連鎖的な拡がりを見せた革新的芸術運動の影響のもと、エル・リシツキーやバウハウスでのモホリ・ナジ等のタイポグラフィの革新運動にその萌芽を見ることが出来ます。この新たな転換はその後、ドイツとスイスで国際様式と呼ばれるタイポグラフィデザイン形式を生み出し、印刷紙面に新しい空間構成と意味生成の土壌を形成することに繋がっていきます。

本展では当館所蔵のタイポグラフィ・コレクション、ポスター・コレクションと合わせて、貴重書の中からイギリスのプライベート・プレスによる書物をはじめ、フランスやドイツで出版された豪華本、画集、挿絵本、聖書などの優れたブックデザインなど250点を取り上げ同時に展示することによって、視覚造形言語としてのタイポグラフィの今日的な役割と発展を見つめ直す契機にしたいと思います。

Highlights

Works

Installation View