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book
#048

大正新脩大蔵経 図像部(全12巻)

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著者
小野玄妙編

出版者
大藏出版

出版年
1932-1934年

 
朴亨國

朴亨國
造形文化・美学美術史研究室

仏の本様と本質を記した図像集であり、仏像の形と色、意味に興味がある学生に密かに教えたい本である。

今日、希に見る仏像ブームが起きている。それに便乗し、仏像の形や意味などを謎解きのように解説した書物が世の中に氾濫している。「不思議」、「ひみつ」などのタイトルで、読者の知的好奇心をそそる書物も多く眼にするが、それらの書物の種本となっているのが本書である。図像について「真理は文字や言葉を借りて初めて顕わしうるものであり、色・形によって初めて知ることができる」といった弘法大師の言葉を密かに感じてほしい。

book
#047

妻を帽子とまちがえた男

著者
オリヴァー・サックス

出版者
早川書房

出版年
2009年

 

表紙画像は紀伊国屋書店BookWebのものを使用しています。

富松保文

富松保文
教養文化研究室

普通であることが奇跡のようにいとしいものに思えてきます

原著が出たのが1985年、晶文社から翻訳が出たのが1992年。著者は映画『レナードの朝』の原作者ですよと言えば、結構な数の学生があああれかと頷いていたが、最近では映画を見ている学生も少なくなった。30年近く前の本だから、医学的には古くなってしまった部分もあるだろう。が、それとは別に、古びることのないものがあることを教えてくれる。最近文庫化されているのを知った。ぜひ、どうぞ。

book
#046

ことばが劈(ひら)かれるとき

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著者
竹内敏晴

出版者
筑摩書房

出版年
1988年

 
富松保文

富松保文
教養文化研究室

話すのが苦手だという人、ぜひ読んでください

ことばについて書かれた本は山のようにあっても、語るということについて書かれたものは意外にも少ない。上手に語るとか、易しく語るとか、そんなことが問題なのではまるでない。
耳を病み声を失った著者が、からだをとおして語ることを、そして語ることをとおして他者を取り戻すまでの自伝的著作。
著者はこのあとたくさんの本を書くことになるが、後にも先にも、とにかくこの一冊。