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武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵 大辻清司アーカイブ フィルムコレクション, 8変貌する山河——梓川電源開発
発行年 | 2025 |
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サイズ | 縦297mm×横210mm |
ページ数 | 冊子64ページ、付録シート10枚、スリーブケース仕様 |
価格 | 一般 3,000円/本学学生・教職員 1,500円 |
武蔵野美術大学 美術館・図書館「大辻清司フォトアーカイブ」では、写真家大辻清司(1923—2001)の撮影フィルムに残された作品の数々を特定のテーマで調査研究し、その成果を2017年より目録シリーズ『フィルムコレクション』として継続的に刊行しています。このたびシリーズ第8巻となる『変貌する山河——梓川電源開発』を刊行しました。
本巻で主題としたのは、大辻清司が1968年6月に『アサヒカメラ』422号で発表した作品《梓川電源開発》。北アルプスの槍ヶ岳を源流とし上高地から松本市へと流れる梓川の中流に、関東地方への電力供給のため当時建設中だった「梓川3ダム(安曇3ダム)」を大型カメラでダイナミックに撮影したカラー作品です。
1960年代後半、東京電力株式会社は関東地方への電力供給のため、二つの地点を電源開発拠点とした発電計画に着手します。ひとつは大辻が撮影した梓川渓谷における水力発電、もうひとつは福島県双葉郡での原子力発電です。梓川の三つの水力発電所(安曇、水殿、新竜島——1969年運転開始)は、福島第一原子力発電所(1971年3月運転開始)とほぼ同時進行で建設され、わが国の経済を支えるエネルギー供給のインフラストラクチャーとなっていきます。
本巻では作品シート(9点)を付録しています。大辻が撮影したフィルム原板を超高画素デジタルカメラで複写撮影し、最新技術による階調補正を経て、高級印刷用紙へのデジタル印刷で作品再現したピグメントプリントです。経年により劣化が進んだアナログ原板がもつ撮影当時の色彩情報を、最新デジタル技術を応用し再現することに挑戦しています。光学的に焼きつけるアナログ的写真術とデジタル製版による印刷技術は物理的にも性質を異にしますが、本巻での再現実験は、アート・アーカイブにおけるアナログ写真とデジタル印刷のあり方、その掛けあわせによる新たなシナジー創出を目指すものです。
(大日方欣一による論考「梓川電源開発1968」のほか、梓川における水利開発に関する年表と文献資料一覧を収録。さらに、作品《梓川電源開発》をデジタル印刷で再現した写真シート9点を含む付録シート10枚を封入。スリーブケース仕様)
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