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「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」テラダセンセイのISU is More(1)

掲載日:2022年10月23日(日)

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展覧会「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」監修の寺田尚樹氏(建築家・デザイナー/株式会社インターオフィス代表取締役社長)による椅子解説動画シリーズを、展覧会構成に沿ってまとめました。どうぞお楽しみください。

1.近代椅子デザインの源流

近代椅子の源流
椅子デザイン史は、リ・デザインの歴史でもあります。近代椅子の3つの源流である明式家具、ウィンザーチェア、シェーカーチェアを題材に、そのデザインがどのように受け継がれてきたかやその時代背景を解説します。

 

マイスター ハンス・ウェグナー
生涯に500脚以上の椅子をデザインしたといわれるハンス・ウェグナー。彼が1949年に発表した《ザ・チェア》はなぜそう呼ばれるようになったのでしょうか。当時のエピソードを交えつつ解説します。

 

2.トーネットとデザイン運動

ミヒャエル・トーネットと5人の息子たち
シリーズ総生産数2億脚を超えるNo.14やル・コルビジュエが愛したNo.209など名作と呼ばれる椅子を生み出してきたトーネット社。そこには新たな技術と画期的な生産方式がありました。トーネット社を通してモダンであることとは何かを考察します。

 

3.国際様式と家具デザイン

鋼管曲げパイプ+キャンティレバー
1920年代後半にデザインされた鋼管曲げパイプを使ったキャンティレバーの椅子。モダニズムの理想を形にしたこれらの椅子は、当時どのように受け止められていたのでしょうか。そしてモダンファニチャーとは何なのかに鋭く迫ります。

 

ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ Less is More
20世紀を代表する建築家の一人であるミース・ファン・デル・ローエ。彼が1929年にデザインしたバルセロナチェアはモダンデザインの象徴ともいえる家具です。その造形の美しさと合わせてモダンであることとは何かを語ります。

 

建築家 ル・コルビュジエ
20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが1928年に発表した家具《LCシリーズ》はたった1年の間にデザインされました。その背景には一体何があったのでしょうか。当時の状況を紐解きながらテラダセンセイが妄想を交えて解説します。

 

建築家 アルヴァ・アアルト
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト。モダニズムの潮流の中でフィンランド人であることを強く意識しながら数多くの作品を残したアアルトが思い描いたものとは何だったのかを語ります。

 

4.ミッドセンチュリーと大衆消費社会

デザイナー チャールズ・イームズ
TIME誌の「20世紀のデザイン・ベスト1」にも選ばれたチャールズ・イームズの《DCM》と《DCW》。その開発の背景にはデザインだけでなく新しい技術への挑戦がありました。1946年に発表された2脚の椅子を題材に、モダンファニチャーとは何かを考察します。

 

建築家 エーロ・サーリネン
20世紀アメリカを代表する建築家の一人であるエーロ・サーリネン。彼が1956年に発表したチューリップチェアはどのようして生み出されたのでしょうか。時代背景や開発にまつわる秘話を紐解きながら、チューリップチェアの造形的な美しさに迫ります。

 

彫刻家 ハリー・ベルトイア
ハリー・ベルトイアがデザインしたダイヤモンドチェア。その美しい三次曲面はどのように作られているのでしょうか。またベルトイアはなぜ本作以降新たな椅子をデザインしなかったのか、テラダセンセイが”妄想”を交えて解説します。

 

5.スカンジナビアンモダン:手仕事と機能性の共存

建築家・デザイナー アルネ・ヤコブセン ― アントチェア&セブンチェア
デンマークを代表する建築家・デザイナーのアルネ・ヤコブセン。彼がデザインした《アントチェア》と《セブンチェア》はどのようにして生まれ、そしてタイムレスなデザインとして受け入れられたのでしょうか。その背景を当時のエピソードを交えつつ解説します。

 

建築家・デザイナー アルネ・ヤコブセン ― みにくいアヒルの子が白鳥になるまで
デンマークを代表する建築家・デザイナーのアルネ・ヤコブセンの代表作ともいえるSASロイヤルホテルは、家具をはじめとして照明、カーテン、ドアハンドルからカトラリーまで全てをデザインしました。ホテルのためにデザインされた《ドロップ》、《エッグチェア》、《スワンチェエア》という三つの椅子とヤコブセンの半生を重ね合わせながら解説します。

 

「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」テラダセンセイのISU is More(2)のページに続きます。

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