1971年7月5日(月)-7月10日(土)
欧米の椅子 -いまとむかし-展
美術館 終了
- 会期
- 1971年7月5日(月)-7月10日(土)
- 休館日
日曜日、祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
昭和46年6月18日-30日に小田急のハルクで開かれた「卜ーネット展」をそのまま借用し、当館で蒐集してきた現代欧米の椅子を加えて、歴史的に展望できるように配慮したのが、この展示である。前者の内容は、「ミカエル・トーネットの曲木家具歴史展」と「トーネット家具展」とからなりたっている。それはオーストリア建築センターとウィーン工芸美術博物館の協力によって企画展示されたものである。「木の持つ質感とシンプリシティ、軽量性と手頃な価格、決してことさらのように格式ばらない、しかもその内に本質に近い輝きを持っている。これらがこの筒子に接する多くの人々に、郷愁に似た感情を抱かせ、120年以上むかしに造り始められた製品が、時代の様相も一変した現代なお、それと寸分違わぬデザインが、現実に生産され、販売され、使用されていることの裏付けともなっているのであろう。」(島崎信「建築と都市」誌 1971年9月号P.76)