1973年4月9日(月)-4月19日(木)
日本の展覧会ポスター展
日本における最近のものから
美術館 終了
- 会期
- 1973年4月9日(月)-4月19日(木)
- 休館日
日曜日、祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
当館が所蔵しているポスター・コレクションの中から、日本の展覧会ポスターを選んで展示した。
1957年から1972年にかけて日本で行われた展覧会のポスターのうちから、デザインとして優れたものを90点選んだもので、展覧会の内容に従って次のように区分して展示された。「海外の美術」「日本の現代絵画」「日本の現代デザイン」「海外のデザイン」「日本の古美術」の5区分である。
最近のポスターが装飾的な傾向を強くしてきている中で、展覧会のポスターは伝統的な手法を比較的多く残している。つまり訴えかけるべき内容が割合ストレートに絵柄に結びつけられているのである。
これらの取りあげられたポスターは、公的な機関、つまり国公立の美術館や博物館、新聞社やデパートなどが発行したものが多く、またそれぞれの発行母体に応じてデザイナーが一定しているという傾向が見られる。印刷はオフセット印刷が中心であるが、紙の選定など材料への配慮が行きとどいたものや、シルク・スクリーンを使ったものなど、かなり多様な試みも見られる。さらに、展覧会も現代の動向を反映していて、さまざまな美術・デザインの様相をポスターを通じてうかがい知ることができる。