1972年11月20日(月)-12月16日(土)
武蔵野美術大学 工業工芸デザイン
卒業生作品展
美術館 終了
- 会期
- 1972年11月20日(月)-12月16日(土)
- 休館日
日曜日、祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
本学の工芸・工業デザインを専攻した卒業生は、昭和33年度以降昭和46年度までに13回を数えるに至っている。その数は2,000人にのぼるが、当館では昭和47年7月に、研究室と協力して、卒業生のその後の動向と資料の収集を行った。対象となったのは昭和33年度から43年度までの10回の卒業生で、名簿の不備などから回答は極めて低いものであった。しかしこの結果に基いて、標記の展示が企画されたのであるが、そこでは10年余にわたって卒業生を送り出してきたので、一つの区切りをつけて活躍の状況をふりかえってみたいという気持と、その息吹きを在学生に伝えたいという気持が基本になっていた。
工芸・工業デザインの研究室の先生方の努力によって調査の不備を補い、98名の卒業生の作品を招待することができた。その内容は多彩なもので、実りある展示となり、在学生たちにも大きな感銘を与えた。と同時に、卒業生たちの聞にも刺激を与えることにもなり、かなりの反響がかえってきている。
ただ事前の調査が前提になるだけに、卒業生との連絡について、今後一層の努力をしないと、次の企画には結びつかないだろう。他の領域の場合には、仕事が個人ベースになっているので、実現のむつかしさは倍加される。