1972年10月24日(火)-11月16日(木)
日本の民芸品展
美術館 終了
- 会期
- 1972年10月24日(火)-11月16日(木)
- 休館日
日曜日、祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
民芸は、名も無き民衆が日々の生活のために制作して用いた工芸 民衆の工芸である。工芸といえば、従来は高名な作家の豪華で高価な美術工芸品を指していたが、民芸運動の提唱者柳宗悦は、それまで誰もかえりみなかった民芸に健康で美しい作品があると主張し、多くの美しい工芸品を世に紹介した。
当館では、開館以来、デザイン資料として世界各地のすぐれた工芸品を蒐集してきた。日本の民芸品は、その主要な柱のーつであり、時代的に古い古民芸と、旧来の手法で現在も僅かに作られている残存民芸の双方から優秀な作品を集めてきた。
この展示は、これまで支集した館蔵の民芸品を紹介するものである。日本の民芸を網羅的に大観するわけにはいかないが一応これによって、日本の民芸がどういうものであるかを窺うことはできよう。これからの工芸のあり方を考える際の一助ともなれば幸いである。