Museum

美術館

展覧会・イベント

1995年11月28日(火)-12月6日(水)

日本のブック・デザイン 1960-1995

美術館 終了

会期
1995年11月28日(火)-12月6日(水)
休館日

日曜日

入館料

無料

会場

武蔵野美術大学美術資料図書館 2階展示室

主催

武蔵野美術大学美術資料図書館

お問い合わせ

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武蔵野美術大学 美術館・図書館
電話:042-342-6003
Eメール:m-l@musabi.ac.jp

書店に一歩足を踏み入れて見ると、様々な書籍の種類と膨大な数に圧倒されます。日本で印刷される出版物は書籍およそ14億冊、雑誌48億冊にもなり、新刊書籍の点数は4万5千点にもなると言われています。毎年、文芸本、経済、科学、等の専門書から生活文化の大衆書や漫画本まで、更に、その形態となるとハードカバーの上製本と言われるものから文庫本、雑誌、ムック、写真やイラストレーションを使ったヴィジュアル本、今や電子出版のCD-ROMまで含めると、そのバリエーションは多彩を極めます。そのひとつひとつに表現を伴ったデザインが必要となっています。

今世紀に入って著しい技術革新を経たコミュニケーション環境は書籍の形態をもデジタル情報による変革をもたらし、CD-ROM電子出版、マルチネットワークへと変りつつあります。グラフィックデザイナーにとっては、エディトリアルデザインが全てデザインの基本となっているいま、「エディトリアルデザイン」といわれる言葉は1920年代から出版されたヴォーグなどで、視覚を重視したファッション誌やグラフ誌のデザインが中心となって生まれたものであり、マガジンデザインの一部として扱われたアメリカマガジン広告は、一種の刺激剤の役割を果たしてコミュニケーションメディアに新風を起こしました。勿論ヨーロッパにおける機能主義デザインの影響をうけて、コマーシャルリズムの土壌によることで醗酵した結果です。

一方ヨーロッパでは、タイポグラフィーの永い伝統に支えられた造本計画として「ブックデザイン」が存在していました。 ブックデザインは、我が国で言われてきた箱やカバー、表紙、見返し、扉までをデザインする装丁とは一線を画するもので、本をかたちづくる表紙、背といった六面体に込められた機能と表現は勿論、読むこと、見る、聴く、触る、嗅ぐといった人間のあらゆる感覚を通して、総合的にデザインすることです。したがって、本の構造や構成する材料の計画から、活字やレイアウトの基本、図版等の選定、立案と本のイメージを機能的にまとめ、著者である原作者や編者、編集者のシナリオ情報を、活きた知的なエネルギー個体に完成することでしょう。

本展はデジタルな情報革命が進行している最中、書籍の在り方をブックデザインを通して考えてみることも最重要課題の一つであると痛感した上での企画です。美術資料図書館では、書籍に装丁者による検索機能を持たせています。その中から1960年より今日までの館で所有している書籍を中心にブックデザインの多彩なバリエーションを選定してみました。

見どころ

原弘、亀倉雄策、早川良雄、山城隆一、粟津潔、田中一光、清原悦志、勝井三雄、杉浦康平、仲條正義、道吉剛、細谷巖、横尾忠則、石岡瑛子、中垣信夫、平野甲賀、松永真、太田徹也、菊地信義、佐藤晃一、辻修平、山崎登、榎本了壱、奥村靫正、海保透、成瀬始子、羽良多平吉、工藤強勝、新島実、鈴木一誌、戸田ツトム、矢萩喜従郎

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