1995年12月11日(月)-12月22日(金)
ブルーノ・ムナーリ展
偶然性と意図性の視覚コミュニケーション
美術館 終了
- 会期
- 1995年12月11日(月)-12月22日(金)
- 休館日
日曜日、祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館 2階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
このたびBuruno Munari-偶然性と意図性の視覚コミュニケーション-展を開催することとなりました。ブルーノ・ムナーリは、1907年イタリアのミラノに生まれました。彼の活動ははばひろく、造形作家、彫刻科、インダストリアル・デザイナー、グラフィック・デザイナー、映像作家、詩人、美術評論家、美術教育家と実に様々な分野に及んでいます。その活動は、70年にわたり今日なお続いています。 ムナーリは、常に造形の本質を見据え、人間や自然にまなざしを向け、見る側、触れる側との心の対話を大切にしてきました。既成の様式や観念にとらわれない造形観は、自らのイメージや空想的な世界を膨らませると同時に、見る側をも夢想の世界に引き込んでいきます。ムナーリの作品には、造形やデザインの原点を感じ取ることができます。それが多くの人達の支持を得てきたのでしょう。 ここに展示された作品群は、ムナーリの多彩な仕事のすべての分野から選択されたものです。彼のユーモラスで洒脱で心にひびく創造力を、これらの作品から感じ取っていただけるものと思います。 なお、展示作品の多くは、こどもの城のご好意で借りることができたものです。展覧会は、こどもの城の協力なくしてはあり得ませんでした。ここにあらためて感謝の意を表します。また、写真を提供していただいたギンザ・グラフィック・ギャラリー、展示とカタログの制作にあたって、協力いただいた多くの方々に厚く御礼申し上げます。