Museum

美術館

展覧会・イベント

2001年9月17日(月)-10月13日(土)

館蔵作品展

展覧会ポスターを楽しむ

美術館 終了

会期
2001年9月17日(月)-10月13日(土)
時間
9:00‐17:00
休館日

日曜日、祝日

入館料

無料

会場

武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室

主催

武蔵野美術大学美術資料図書館

お問い合わせ

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武蔵野美術大学 美術館・図書館
電話:042-342-6003
Eメール:m-l@musabi.ac.jp

海外の美術館の展覧会ポスターに焦点をあて、日本でもよく知られる「メトロポリタン美術館」(米)、「デザイン・ミュージアム」(英)、「ポンピドゥ・センター」(仏)の3館のポスターを選んだ。美術館の展覧会ポスターは一人のデザイナーが継続して作成する場合もあれば、不特定のデザイナーが関わることもある。いずれにしても美術・デザインの愛好者を満足させる質の高さが求められ、実力のあるデザイナーたちが腕を振るっている。ポスターそのものを作品として楽しむだけでなく、どんな展覧会が企画されているか、ミュゼオロジーの立場からも興味深い。日ごろ目にする日本の美術館の場合と比較してもらえたと思う。

出品作品のうちハーバート・シュミット ポスター・コレクションと名付けられた「メトロポリタン美術館」の作品群は一般に考えられている展覧会ポスターと少し性格が異なる。

ハーパート・シュミット(Herbert F. Schrmidt)は1970年代、ニューヨークのメトロポリタン美術館デザイン部門で美術館が企画した展示または巡回展示用のポスターを多数手掛けた。また、新しいエジプト館やアメリカ館の設立のポスターもデザインしている。これらのポスターは美術館内の売店や展示窓用につくられ、そのうちで人気の高かったものは、リトグラフで印刷され、市販された。今回展示する作品は美術館用(in-house)に各国20枚のエデイションで作られ、そのほとんどが写真カラー感光用紙(type-C print) にシルクスクリーンで印刷されている。ポスターに使われている写真はアーティストのオリジナル・ネガまたは作品から直接ネガを起こしている。

1970年代は一般に「ホーピング時代」として知られている。昔から保守的な権威の一つとして美術界に君臨してきたメトロポリタン美術館を、活気に満ちあふれたイベント空間へと改革したのは1967年から館長を務めたトマス・ホーピング (Thomas Hoving)だった。メトロポリタンのもっとも創造的時代とも言われる、ハーパート・シュミットと彼のスタッフが作り上げた明るくダイナミックなポスターデザイン70点を展示した。これにデザイン・ミュージアム17点、ポンピドゥ・センター22点を加えた109作品を展示し、図書資料として収蔵するメトロポリタン美術館の年報も参考展示とした。

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