2002年11月11日(月)-12月5日(木)
(11月17日(日)は特別開館)
武蔵野美術大学教授退任記念
島崎信展
[デザインの領域を越えて]
美術館 終了
- 会期
- 2002年11月11日(月)-12月5日(木)
(11月17日(日)は特別開館)
- 時間
- 9:00‐17:00
- 休館日
日曜日、祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館 1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
- 協力
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科インテリア研究室
展示協力:
武蔵野美術大学映像学科
本展は、本学工芸工業デザイン学科教授である島崎信の教授退任を記念して、その初期から現在にいたるまでの膨大な仕事の中から代表的な作品・業績を展観する自選展であり、学内のみならず学外にも広く公開いたします。
島崎信は1932年に東京・本郷に生まれ、1952年に東京藝術大学美術学部工芸科図案部に進学し、デザイン全般を学びました。卒業後は東横百貨店(現・東急百貨店)に就職し、家具デザインを担当しますが、在職中の1958年にJETROによる産業意匠研究員としてデンマーク王立芸術アカデミーへ留学し、家具デザイナーのオーレ・ヴァンシャに師事し、同時に数多くのデザイナーと知己を得ます。帰国後は東横百貨店に戻り商品企画室の設立に携わる一方、北欧留学で得た幅広いデザイン見識をもとに講演、執筆活動も始めます。そして1966年に東横百貨店を退社し、同年高木晃氏とともに「東京デザインリサーチ」立ち上げ、家具を中心としたインテリアはもちろんのことプロダクトや日用品、店舗ディスプレイから商品開発というように、活躍の場をさらに広げていきます。その後も「島崎信デザイン研究所」、「島崎信事務所」とその名称を変えながら、デザインに関係するありとあらゆる領域で活動してきました。
本展ではデザイナーという枠にとどまることなく半世紀にわたり活躍した、島崎信教授の代表的な業績をたどりつつ、そのデザイン思想に迫りたいと考えます。