2007年11月12日(月)-12月15日(土)
(11月18日、12月9日は開館)
Danese:プロダクトの編集者
日用品|アートエディション|知育玩具
美術館 終了
- 会期
- 2007年11月12日(月)-12月15日(土)
(11月18日、12月9日は開館)
- 時間
- 10時00分-18時00分 [土曜日、日曜開館日は17時00分まで]
- 休館日
日曜 祝日 (11月18日、12月9日は開館)
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
- 協力
Danese srl, Maurizio Corraini srl
- 監修
柏木博(武蔵野美術大学教授・デザイン史)
企画協力:
有限会社クワノトレーディング
会場構成:
深澤直人(武蔵野美術大学基礎デザイン学科教授)
1957年にミラノに設立されたDANESEは、家庭やオフィスで使われる日用品にはじまり、アートエディションや知育玩具まで幅広い分野の製品を製造し、様々な分野に一貫して見られるデザイン哲学によって、世界中の人々から支持を集めました。
DANESE製品が多くの人々から支持された理由に、ブルーノ・ムナーリやエンツォ・マーリをはじめ、才能溢れる少数精鋭のアーティストがデザインを担ったことがあげられます。そしてこれらのアーティストたちによるデザインは、さらにアート・ディレクターであったブルーノ・ダネーゼとの綿密で厳格な協同作業により、ひとしく「DANESEらしさ」を含んで製品化されました。このことはDANESEという企業が自社製品に極めて高い“編集意識”をもっていたことを意味します。
自らを「プロダクトの編集者」と位置づけたDANESEは、その編集方針として、多くの企業が回避しがちな課題に敢えて挑戦する姿勢を掲げていました。DANESEが20世紀のデザイン史上において異彩を放つ存在になりえたのも、こうした企業としての姿勢が深く関係していることでしょう。
本展はこの当館コレクションを中心に構成した約300点にのぼるDANESE製品とその関連資料によって、同社設立からひとたびその幕を閉じる1991年までの企業活動を包括的に概観いたします。DANESEが企業活動を通じて世界に発信し続けた「デザイン哲学」を多くの方々と見つめ直す機会となれば幸いです。