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2016年5月23日(月)-8月10日(水)
2016年8月20日(土)-8月21日(日)

GROUND2 絵画を語る―見方を語る

美術館 終了

小林孝亘、額田宣彦、丸山直文、高橋信行、猪狩雅則によって2014年に結成された「GROUND」は、〈絵画の可能性〉を探ることを共通の問題意識とし、その可能性を提示することを目指している。本展では、彼らの新作展示や関連シンポジウムを通して、描く者と観る者が共に絵画について思考、対話できる場“GROUND”を創出する。

会期
2016年5月23日(月)-8月10日(水)、2016年8月20日(土)-8月21日(日)
時間
10:00ー18:00(土曜日、特別開館日、7月25日-8月10日は17:00閉館)
休館日

日曜日、祝日
※6月12日(日)、7月18日(月・祝)、8月21日(日)は特別開館

入館料

無料

会場

武蔵野美術大学美術館 展示室3

主催

武蔵野美術大学 美術館・図書館

協力

愛知県立芸術大学

お問い合わせ

お問い合わせフォームからお送りいただくか、下記までお問い合わせください。

武蔵野美術大学 美術館・図書館
電話:042-342-6003
Eメール:m-l@musabi.ac.jp

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、「GROUND2 絵画を語る―見方を語る」展を開催いたします。

GROUNDは、小林孝亘、額田宣彦、丸山直文、高橋信行、猪狩雅則によって2014年に結成され、同年「GROUND 絵画を語る―自作を語る」展において、その歩みを始めました。

5人のさまざまな作風を見ると、別々の道を進んでいるように感じるかもしれません。GROUNDは、〈絵画の可能性〉を示すことを共通の目的意識とし出発しました。その可能性を模索するため、一方的に史実を語ったり、絵画論を押し付けたりせず、描く者も見る者も共に思考し、対話できる風通しのよい〈場〉を作ることを目指しています。それは、画家の活動と並行し美術大学で学生と向き合う彼らが、自作も含め、現代に氾濫する絵画と格闘する中で、常に誠実に、時に切迫感をもって絵画を考え、描き続けてきたからこそ、生まれた〈場:GROUND〉なのではないでしょうか。

「上手に描く人間だけが上手に見ることができる」「上手に見る人間だけが上手に描くことができる」[R.G.コリングウッド(1889-1943)]という言葉を糸口に、本展は題されました。今回、5人の新作中心の展示に加え、〈見方を語る〉をテーマにシンポジウムを開催します。表現者は何をどのように見て、どう伝えようとしているのか。本展よりGROUNDに参加する中村麗をモデレーターに、絵画以外の領域にも積極的に越境することで、メンバーやゲストが複眼的に見方を語り合います。展示とシンポジウム、ふたつの〈場〉から生まれる対話は、まだ見ぬ絵画の可能性を知る道しるべとなることでしょう。

見どころ

出品作家紹介

小林 孝亘(こばやし たかのぶ)

1960年東京都生まれ。1986年愛知県立芸術大学美術学部美術科油絵専攻卒業。1996-97年文化庁芸術家在外研修員として1年間バンコクに滞在。現在、武蔵野美術大学造形学部油絵学科教授。
[主な展覧会]
「エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ」(国立国際美術館/大阪、2016年)、個展「私たちを夢見る夢-Dream, dreaming us」(横須賀美術館/神奈川、2014年)、「あなたのリアル、わたしのリアル」(愛知県美術館、2014年)、「Ohara Contemporary」(大原美術館/岡山、2013年)、「Re:Quest-1970年代以降の日本現代美術展」(ソウル大学校美術館/韓国、2013年)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館/東京、2012年)、「絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館/大阪、2010年)、個展「終わらない夏」(目黒区美術館/東京、2004年)、など多数。また、西村画廊(東京)で定期的に個展を開催。

額田 宣彦(ぬかた のぶひこ)

1963年大阪府生まれ。1990年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。1999-2000年ポーラ美術振興財団の研修助成によりロンドンに滞在。現在、愛知県立芸術大学油画専攻教授。
[主な展覧会]
「line&color」(HAGIWARA PROJECTS、2015年)、「MOTコレクション特別企画 クロニクル1995-」(東京都現代美術館、2014年)、「寺田コレクションの若手作家たち」( 東京オペラシティアートギャラリー、2011年)、「第三の絵画」(髙島屋美術画廊/名古屋・東京・大阪、2010年)、「『森』としての絵画:『絵』の中で考える」(岡崎市立美術博物館/愛知、2007年)、「キュレーターの視点-〈点〉と〈網〉」(埼玉県立近代美術館、2005年)、など多数。また、ギャルリー東京ユマニテなどで定期的に個展を開催。

丸山 直文(まるやま なおふみ)

1964年新潟県生まれ。1988年セツモードセミナー卒業。1990年Bゼミスクーリングシステム修了。1996-99年文化庁芸術家在外研修員、ポーラ美術振興財団研修生としてベルリンに滞在。現在、武蔵野美術大学造形学部油絵学科教授。
[主な展覧会]
「モダン百花繚乱『大分世界美術館』」(大分県立美術館、2015年)、「ニイガタ・クリエーション/美術館は生きている」(新潟市美術館、2014年)、「Re:Quest-1970年代以降の日本現代美術展」(ソウル大学校美術館/韓国、2013年)、「キュレーターからのメッセージ 2012 現代絵画のいま」(兵庫県立美術館、2012年)、「People don’t do such things !」(Gallery Lusy Mackintosh/スイス、2011年)、個展「丸山直文展-うしろのしょうめん」(目黒区美術館/東京、2008年)「椿会-TransFigurative」(資生堂ギャラリー/東京、2008年)、「秘すれば花」(森美術館/東京、2005年)、など多数。また、シュウゴアーツで定期的に個展を開催。

高橋 信行(たかはし のぶゆき)

1968年神奈川県生まれ。1991年愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業。現在、愛知県立芸術大学油画専攻准教授。
[主な展覧会]
個展「エブリデイ/ everyday」(Rena Bransten Projects/アメリカ、2015)、個展「サンシャイン」(ベイスギャラリー/東京、2015年)、「Primary Field 2 絵画の現在-七つの〈場〉との対話」(神奈川県立近代美術館 葉山館、2010年)、「Light and Water」(Bernhard Knaus Fine Art/ドイツ、2009年)、「風景遊歩」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/香川、2005年)、「『アートスコープの12年』-アーティスト・イン・レジデンスを読み解く」(原美術館/東京、2003年)、「絵画新世紀」(広島市現代美術館、2003年)、など多数。

猪狩 雅則(いがり まさのり)

1975 年愛媛県生まれ。2003年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。現在、愛知県立芸術大学油画専攻講師。
[主な展覧会]
「『頃合いの見計らい』猪狩雅則展」「(seesaw gallery+café/愛知、2015)、個展「猪狩雅則 絵画展」(gareco/愛知、2014年)、個展「『motif』ALA Project No.16 猪狩雅則」(アートラボあいち/愛知、2013年)、「アートラボあいち『落石計画クロニクル2008-2015』」(アートラボあいち/愛知、2013年)、「VOCA2008『現代美術の展望―新しい平面の作家たち』」(上野の森美術館/東京、2008年)、個展「猪狩雅則展」(清須市はるひ美術館/愛知、2007年)、「CONECT impression onpaper」(Silpakorn University/タイ、2006年)、「independent-イメージと形式-2006」(愛知県美術館ギャラリー、2006年)、個展「Humanite lab vol.6 猪狩雅則展」(ギャルリー東京ユマニテ、2005年)、など多数。

出品作品

関連情報

関連カタログ

GROUND2 絵画を語る―見方を語る

  • 発行年 : 2016
  • サイズ : 縦30.3㎝×横19.0㎝
  • ページ数 : 48
  • 価格 : 一般1,000円/学内500円

GROUND2 絵画を語る―見方を語る[記録集]

  • 発行年 : 2017
  • サイズ : 縦30.3㎝×横19.0㎝
  • ページ数 : 68
  • 価格 : 一般800円/学内400円

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