2015年9月1日(火)-9月26日(土)
小野皓一展 武蔵野美術大学教授退任記念
美術館 終了
本学通信教育課程教授、小野皓一の退任記念展。小野教授は、1970年本学油絵学科を卒業、国立ベルリン美術大学に進んだ後、ベルリンを中心に制作を続け、84年に帰国。86年本学非常勤講師となり、2009年より教授。本展は、美術作品における物質性を追求し続けた小野教授の、在独時から近年制作の作品までを展示、作家活動の軌跡と本学での教育・研究成果を展覧する。
画像:「Destroying Squares on Canvases- Earth」小野皓一 1997年
- 会期
- 2015年9月1日(火)-9月26日(土)
- 時間
- 10:00ー18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
- 休館日
日曜日、祝日 ※9月21日(月・祝)は特別開館
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術館 展示室3
- 主催
武蔵野美術大学 美術館・図書館
- 協力
武蔵野美術大学 通信教育課程研究室
このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、「小野皓一展 武蔵野美術大学教授退任記念」を開催いたします。
小野皓一氏は、1970年本学油絵学科を卒業後まもなく渡独、国立ベルリン美術大学へ進んだ後、ベルリンを中心に制作を続け、84年に帰国。86年に本学非常勤講師、2009年に教授に着任しました。そして、2017年3月をもって退任します。
本展は、小野氏の在独時から近年の作品までを一堂に集め、美術作品における物質性を一貫して追求してきた氏の作家活動の軌跡と本学での教育・研究の成果を展覧いたします。
小野氏は、日本の社会がドラスティックな変化を遂げた1970年代後半に大学で美術を学び、その混沌から離れて自身の制作上の方法論を確立すべく、ベルリンに留学しました。渡独後は、今日の「絵画」が成立する要因と意味について研究を深め、物質が美術作品となることの境界を明らかにしようと試みてきました。この試みは、物質としての平面とイリュージョンとしての平面との関係を考察した《Writing Over Squares on Canvas》、物質が絵画作品となるプロセスを形象化した《Destroying Squares on Canvas》などのシリーズとして発表され、現在までもその探求は続けられています。
本展は、これまで個展などで発表された氏の作品約60点を集める初めての機会となります。長年にわたり同一のテーマのもと制作され続けてきた作品の数々をご堪能下さい。
見どころ
【展覧会の見どころ】
- 小野氏の代表的シリーズである《Writing Over Squares on Canvas》《Destroying Squares on Canvas》《Plate Tectonics》の中から、ベルリンで制作された70年代の作品から近年の作品までを揃え、その軌跡を通覧いただけます。
- 《Destroying Squares on Canvases》シリーズのうち、80年代から90年代にかけて制作された5色の大型作品、Earth・Water・Fire・Wind・Emptinessの全作が揃う、初めての機会となります。