2012年5月14日(月)-6月23日(土)
(特別開館日:6月10日)
Relation: 継がれるもの ─ 語りえぬもの
美術館 終了
本学油絵学科の教員9名が、自分以外の作家の作品を選び、その作品と自作を並べて展示。創造的な対話を生み出す新たな試み。
- 会期
- 2012年5月14日(月)-6月23日(土)
(特別開館日:6月10日)
- 時間
- 10:00-18:00(土曜、特別開館日:17:00閉館)
- 休館日
日曜日(ただし特別開館日をのぞく)
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学 美術館 展示室3
- 主催
武蔵野美術大学 美術館・図書館
- 協力
武蔵野美術大学 油絵学科研究室
- 助成
公益財団法人 朝日新聞文化財団
このたび武蔵野美術大学 美術館・図書館では、本学油絵学科研究室の協力のもと、展覧会「Relation: 継がれるもの―語りえぬもの」を開催いたします。本展は、油絵学科の専任教員9名が、自分以外のほかの画家や彫刻家の作品を選び、その作品と自分の作品とを並べて展示します。ふたりの作家の作品による、それぞれのペア(組み合わせ)の間に生み出される創造的な対話が、本展の最大の見どころです。
作家であれば誰にでも、最も影響を受けた先達の作家がいるのかもしれません。その影響は、描き出された作品世界そのものでもあるでしょうし、あるいは作家としての生き方や作品制作の姿勢でもあるでしょう。しかし、その関係を言い表すのには、「影響」という言葉は、あまりに単純すぎるのかもしれません。先達が作り出した先行作品との創造的な対話を通して自分の中に何かが「継がれ」、それが「語りえぬ」力として自らの創造行為のなかで作用し、新たな作品を生み出していきます。その新たな作品がさらに次世代へと継がれていき、創造的な力を生み出していくことにもなります。このような創造的な力の連鎖反応を、「リレー(ション)」(リレーされるものとしての関係性)として捉えていくことが、本展の主眼となります。それぞれのペアの作品の間に横たわる創造的な関係性とそこに働いている力学、つまり作家たちの創作行為のなかに潜む「語りえぬもの」を捉えることによって、作家たちそれぞれの絵画論、彫刻論が、また新たな視点から見えてくるはずです。
見どころ
(本学油絵学科研究室教員 × 各教員が選んだ作家)
- 赤塚 祐二 × ジャスパー ジョーンズ
- 遠藤 彰子 × 鴨居 玲
- 樺山 祐和 × 麻生 三郎
- 小林 孝亘 × 櫃田 伸也
- 斎藤 國靖 × 田口 安男
- 長沢 秀之 × 佐竹 義躬
- 袴田京太朗 × 若林 奮
- 丸山 直文 × 熊谷 守一
- 水上 泰財 × 藤林 叡三