2008年11月10日(月)-12月13日(土)
[11月30日(日)は開館]
武蔵野美術大学教授退任記念
地からのメッセージ・静なる世界
久野和洋 1963ー2008
美術館 終了
- 会期
- 2008年11月10日(月)-12月13日(土)
[11月30日(日)は開館]
- 時間
- 10時00分-18時00分 [土曜日、日曜開館日は17時00分まで]
- 休館日
日曜及び祝日休館
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館1階・2階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
- 協力
武蔵野美術大学油絵学科研究室
久野和洋教授は1938年愛知県に生まれ、画家を志して20歳で上京されました。1961年武蔵野美術学校第二本科西洋画科に入学。さらに立体研究を志して本科美術科彫刻専攻に編入され、1974年からは招待研究生としてパリ国立高等美術学校に留学。ルーヴル美術館では、ジョットの絵画との運命的な出会いがあり、テンペラ技法による模写に没頭されて、研鑽の時を過ごされました。文化庁の在外研修員の時期を含め、滞欧時代の経験が久野教授の表現の源となっています。
本学では、1977年に教員として着任以来、今日まで35年間にわたり教鞭を執られ後進の育成に尽力されています。また、「立軌展」「安井賞展」など多くの展覧会に出品されて、1999年の「第10回記念 両洋の眼展」において河北倫明賞を受賞されるなど、わが国の具象絵画の領域における代表的な作家のひとりとして美術界の発展に多大な貢献をされています。
自選回顧展となる本展では、油彩43点をはじめ、学生時代の作品、デッサン、模写、塑像など89点を展示します。人物、静物、風景など対象を見つめる作家の深い眼差しにあふれた作品の数々をご堪能いただき、久野教授の半世紀におよぶ画業「静なる世界」の一端をご覧いただく機会となれば幸いです。