2009年7月8日(水)-8月15日(土)
特別開館08月22日(土)、23日(日)
武蔵野美術大学80周年記念展
絵の力
絵の具の魔術
美術館 終了
- 会期
- 2009年7月8日(水)-8月15日(土)
特別開館08月22日(土)、23日(日)
- 時間
- 10時00分-18時00分(土曜、特別開館日は17時00分まで)
- 休館日
日曜及び祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館 +2号館gFAL、FAL
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
武蔵野美術大学は2009年に創立80周年を迎えます。武蔵野美術大学美術資料図書館では、その記念展として、
1)「絵の力 ―絵の具の魔術―」
2)「ドローイング ―思考する手の力―」10月31日(土)~12月12日(土)
3)「権鎮圭彫刻展」10月19日(月)~12月05日(土)を開催いたします。
本展は、秋の「ドローイング」展と対をなす企画であり、一本の線を引く、絵の具を用いて絵を描く(つくる)という創造の原点に立ち返って、制作者の感情や論理に迫ろうとするものです。
絵画において「絵の具」とは、単なる物質的な道具であることを超えて、表現を成立させていく重要な役割を果たしています。描写のために用いられた絵の具は、色彩を示す抽象的な記号であるだけでなく、ときに官能性を帯びるほどに感覚的な刺激を与えるものともなります。画布に置かれた「絵の具」のタッチ(あるいはタッチの痕跡の無さ)が、作品に描き出された世界と分かちがたく結びつくこともあります。作り手と絵の具との間の絶え間のないやり取り(相互作用)のなかで、作品は新たな表現を生み出していくのです。
物質である「絵の具」が、豊かな表現をもった絵画世界を生成させる「魔術的」な変化は、ある種の奇跡のようにも見えます。本展は、このような絵画独特の魅力を伝える展覧会となることを目指しています。武蔵野美術大学創立時より現職まで、油絵学科の教育にたずさわった画家54名による作品約70点を展示し、「絵の具」そのものの表現力に関わる絵画独特の魅力をお伝えします。
見どころ
森田恒友(1881-1933), 中川紀元(1892-1972), 牧野虎雄(1890-1946), 清水多嘉示(1897-1981), 宮坂勝(1895-1953), 中野和高(1896-1965), 鈴木千久馬(1894-1980), 高畠達四郎(1895-1976), 児島善三郎(1893-1962), 岡田謙三(1902-1982), 野口弥太郎(1899-1976), 三雲祥之助(1902-1982), 林武(1896-1975), 山口薫(1907-1968), 三岸節子(1905-1999), 鈴木信太郎(1895-1989), 麻生三郎(1913-2000), 森芳雄(1908-1997), 山口長男(1902-1983), 村井正誠(1905-1999), 横地康国(1911-1990), 内田武夫(1913-2000), 藤井令太郎(1913-1980), 井上長三郎(1906-1995), 斎藤長三(1910-1994), 田中忠雄(1903-1995), 中間册夫(1908-1985), 須田寿(1906-2005), 大森朔衞(1919-2001), 赤穴宏(1922-2009), 根岸正(1924-), 中野淳(1925-), 松樹路人(1927-), 前田常作(1926-2007), 宮田晨哉(1925-2009), 藤林叡三(1928-1996), 桜井寛(1931-), 宇佐美圭司(1940-), 磯辺辰夫(1928-), 久野和洋(1938-)
齋藤國靖(1942-), 遠藤彰子(1947-)水上泰財(1962-), 樺山祐和(1958-)長沢秀之(1947-), 赤塚祐二(1955-)丸山直文(1964-)
櫃田伸也(1941-), 小林孝亘(1960-)小林正人(1957-), 鈴木省三(1946-)市野英樹(1942-), 中嶋明(1955-)諏訪敦(1967-)