2009年5月11日(月)-6月14日(日)
(6月14日(日)は開館)
石元泰博[多重露光]
彼方から来たる色彩の豪奢―写真、映像、印刷物による造形の未来
美術館 終了
- 会期
- 2009年5月11日(月)-6月14日(日)
(6月14日(日)は開館)
- 時間
- 10時00分-18時00分(土曜及び日曜開館日は17時00分まで)
- 休館日
日曜及び祝日(6月14日(日)は開館)
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館2階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
- 協賛
株式会社竹中工務店
- 協力
フォト・ギャラリー・インターナショナル,
株式会社堀内カラーフォトアートセンター- 後援
日本デザインコミッティー,
社団法人日本グラフィックデザイナー協会
企画・監修|森山明子(武蔵野美術大学教授) 会場構成|楫義明(武蔵野美術大学教授) 図録・映像 アートディレクション|杉浦康平 図録デザイン|佐藤篤司(杉浦康平プラスアイズ) 映像制作|新保韻香(杉浦康平プラスアイズ)
写真家・石元泰博氏のカラー多重露光写真の制作は半世紀に及びます。本展は石元氏の本シリーズの写真作品87点を武蔵野美術大学に寄贈いただいたことを記念して開催するものです。
石元泰博氏は1921年6月14日にサンフランシスコに生まれ、モホリ=ナジによってシカゴに設立された通称「ニューバウハウス」に学びました。『ある日ある所』、『桂・日本建築における伝統と創造』、『シカゴ、シカゴ』、『伝真言院両界曼荼羅』、『色とかたち』、『刻』などを代表作とし、1983年に紫綬褒章受章、1996年には文化功労賞に選ばれており、わが国を代表する写真家です。のみならず、日本の写真界を造形の力で震撼させた後も、「ホームグラウンドはシカゴ」と発言するほど、デビューの地である米国写真界の一員であり続けています。日米をはじめとして国の内外で多くの個展を開催してきた石元氏にとって、カラー多重露光写真単独の展覧会は世界初となります。
毎年、葉を落した冬の樹木の撮影をもって開始することを常とするカラー多重露光写真ですが、このシリーズは季刊PR誌「approach」(竹中工務店)の表紙を1973年春号から飾り、作品集『めぐりあう色とかたち』(2008年、平凡社)として発刊されました。本展は写真、映像、 印刷物によって、モダンアートの極みであると同時にモダンを超える、宝石のようなカラー多重露光作品の魅力を、写真界を超えて造形の世界全般で広く分かち合うことを目的とします。