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							                            ケネス・クラーク、クレメント・グリーンバーグ、 高階秀爾、中原佑介、他                            
                                    出版者
                                    講談社                                
                                                					出版年
								                            	1972年                            
 
                    
                    
                    	尾長良範
                        日本画学科研究室                    
現代の美術(講談社)の全集の別巻で70年代美術の重要な文献が載っている。全集の方もあまり日本では紹介されていなかった作品が載っていて影響を受けたが、この別巻現代美術の思想では表現について論理的に考えることの重要性を強く意識させられた。時代性はあると思うが現代に於いても有効な問いがあると思う。
 
                                                                                                                
						
                    
							                				著者
							                            岸田秀                            
                                    出版者
                                    青土社                                
                                                					出版年
								                            	1978年                            
 
                    
                    
                    	尾長良範
                        日本画学科研究室                    
精神分析というとかなり難しい内容を想像するが著者の個人的な思考から様々な事柄を考え書かれていて読み易い。「日本近代を精神分析する」という章では個人と社会、日本と世界の関係を考えるとき非常に新鮮な視点を与えてくれた。眼の神殿と併せて読むと日本近代の美術の問題として意識することが多くあるように感じる。
 
                    
                    
                    	尾長良範
                        日本画学科研究室                    
日本近代における美術概念を受容する過程を高橋由一の「螺旋展画閣」構想を通して書かれている。「美術」という語が翻訳により造られたことや、「日本画」の創出など明治期期の「美術」の制度化が資本主義の形成や思想、近代国民国家の創出などとの関わりのなかで行なわれたことが理解でき、こんにちの美術を思考する上でも手掛かりを得られるように感じる。