髙市美千佳
言語文化研究室
この本の著者は有名な英文学者で、エッセイストでもあり、多くのベストセラーを生み出している。
情報が溢れる現代社会で、情報で頭を満杯にすると、頭は働かなくなる。「創造的思考が最も人間的であり、独創の土壌となるのが忘却・・・」つまり、「頭を休めて、からっぽにすることだ」と著者は言う。覚えるだけがすべてではない。最近の話題作「断捨離」の概念に似ている。ゴミは捨てて、次に入ってくるものに隙間を。
髙市美千佳
言語文化研究室
この本は日本有数の英語学者が、これまでの研究の中で、実感された語学の面白さを、素人にも理解できるように解きほぐして書かれた論文集の一つです。
英語学を知らなくても「ああなるほど、そういうことだったのか」とか、「英語と日本語の違いはそういうところにあるのか」など英語学者ならではの説明が見られる。この論文集は最初から読む必要はなく、興味を引く箇所から読み始めるとよい。きっと、語学の面白さが分ると思います。
戸田裕介
共通彫塑研究室
20世紀を代表する美術史家で名著『The Story of Art』の著者20代半ばの処女作。
再刊時に書き加えられた“50年後のあとがき”が相乗的に内容に重厚さを加える。
第三者へ語りかける手法は『ソフィーの世界』のネタ本か?!