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book
#015

ゲバラ日記

著者
エルネスト・チェ・ゲバラ

出版者
みすず書房

出版年
1998年

 

表紙画像は紀伊国屋書店BookWebのものを使用しています。

内田あぐり

内田あぐり
日本画学科研究室

若い頃からの私のバイブル

若い頃からの私のバイブル。

book
#014

アラマタ美術誌

著者
荒俣宏

出版者
新書館

出版年
2010年

 

表紙画像は紀伊国屋書店BookWebのものを使用しています。

本庄美千代

本庄美千代
美術館・図書館

アラマタ流儀で美術を見ると あら!また新発見が!

西洋と東洋では芸術の表現方法も美術や絵画の見方も異なるものであるが、本書は西洋と東洋の美術をパラレルに論じたものではない。アラマタさんならではの着眼点がすごいのだ。「ヒトはどうして絵を描くようになったのか」にはじまり、古今東西の美術作品を取り上げた装飾芸術の秘密、アラマタさんのすごさはわが国独特の鏝絵(こてえ)など、今では廃れた伝統美にも目を向け掘り起こす目の力だ。また「ヒトはなぜ悪趣味を求めるのか」を論じたバッドテイスト論など、ここには教科書では味わえない美術の醍醐味がある。

book
#013

ブック・アートの世界:絵本からインスタレーションまで

著者
中川素子
坂本満 編

出版者
水声社

出版年
2006年

 

表紙画像は紀伊国屋書店BookWebのものを使用しています。

本庄美千代

本庄美千代
美術館・図書館

アーティストはなぜ本に惹きつけられるのか!

4名の著者が20世紀初頭からの30数点の本の作品を取り上げ「本をめぐるアート」について多角的な視点から論じたもの。とりわけロシア・アヴァンギャルドやイタリア未来派の視覚の革命と称される実験的な造本デザインは特筆に値する、一方で70年代に稲垣足穂と中村宏が銅凸版の装丁で制作した『機械学宣言』や加納光於、若林奮などの作品はわが国における本のオブジェの嚆矢と言えるかもしれない。坂本満の今日的な「ブック・アート」の曖昧さと本の形象化についての論考が的を突いている。