1994年5月14日(土)-6月4日(土)
特別展
神と精霊の造形
オセアニアの民族芸術
民俗 終了
- 会期
- 1994年5月14日(土)-6月4日(土)
- 休館日
日曜日、祝日
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学 12号館地下1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
お問い合わせ
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武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室
電話:042-342-6006
Eメール:m-l@musabi.ac.jp
本展は、大橋昭夫氏((株)パシフィックアーツ)が長い年月をかけて収集し所蔵してきたオセアニアの民族芸術377点のすべてを、氏の協力を得て展示する特別展。展示する作品は、オセアニア芸術の中でも、もっとも重要な位置を占めているパプアニューギニアのセピック河流域に住む諸部族に伝えられてきたものが中心となっている。これらの作品のすべては、豊かさと過酷さを合わせ持つ自然と、部族問の対立と抗争を繰り返す厳しい人間関係の錯綜する世界の中で、死と直面しながら生き、幸せを求め続けてきた人々の、神に頼み、祖霊に祈り、精霊を把る暮らしの中から生み出し、持ち伝えてきたもので、1点1点がニューギニアの人々のひたむきな生の証しともいえるものである。展示は、「盾と武器」・「仮面」・「神像」・「儀礼用具」・「装身具と財貨」・「楽器」「カヌーの装飾」・「生産用具その他」の8つのグループに分けて構成。アルカイックで素朴、大胆にして素直、ダイナミックにしてドラマチックですらあるこれらの造形作品には、造形の原点ともいうべき、技術を超えた力強い魂の叫びがある。