2005年10月17日(月)-11月3日(木)
くらしの造形16
回れ・まわれ・水車
武蔵野の水車ミュージアム
民俗 終了
- 会期
- 2005年10月17日(月)-11月3日(木)
- 時間
- 10時00分―17時00分
- 休館日
会期中無休
- 入館料
無料
- 会場
武蔵野美術大学美術資料図書館1階展示室
- 主催
武蔵野美術大学美術資料図書館
- 後援
三鷹市教育委員会
お問い合わせ
お問い合わせフォームからお送りいただくか、下記までお問い合わせください。
武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室
電話:042-342-6006
Eメール:m-l@musabi.ac.jp
のどかな田園風景を象徴する水車。今では民俗村などでまれに見るぐらいですが、武蔵野にも数多くの水車が活動していました。本学のある小平地区(旧小平町)だけでも1900年前後に40カ所も存在したとされます。水流を動力源として、杵で米や大麦を搗(精白)、石臼をまわして小麦などを粉に挽き(製粉)、蚕の繭から糸を引く(製糸)など様々な分野で地域の人々のくらしを支えてきました。
本展では、この水車の機構(からくり)にかかわるダイナミックな民俗造形の世界を紹介します。とくに三鷹市大沢地区には、江戸の文化年間創業になる水車農家が現存します。14本の杵と臼、2基の石臼、それに大型の自動篩(ふるい)も回す、精巧な木製の水車機構には誰もが圧倒されることでしょう。2002年から3年余り、本学学生たちと卒業生による研究班がこの水車の民具調査に関わってきました。地域の人々による熱心な水車保存活動が行われ、水車を中心にしたエコ・ミュージアム(生活環境型博物館)計画も進展しつつあります。これらの活動をあわせて紹介します。