Folk Art
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民俗資料室

展覧会・イベント

2011年9月5日(月)-10月8日(土)

9月23日(祝)は特別開館(10:00-17:00)

くらしの造形 19

災厄防除

−まもる姿・ふせぐ形−

民俗 終了

日常のくらしを安全で快適にすごすために先人たちが凝らしてきた工夫の数々を民具のカタチとデザインからたどる。

会期
2011年9月5日(月)-10月8日(土)

9月23日(祝)は特別開館(10:00-17:00)

時間
10:00-18:00(土曜日と特別開館日:17:00閉館)
休館日

日曜日、祝日

入館料

無料

会場

武蔵野美術大学 美術館展示室2

主催

武蔵野美術大学 美術館・図書館

協力

武蔵野美術大学 造形研究センター

お問い合わせ

お問い合わせフォームからお送りいただくか、下記までお問い合わせください。

武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室
電話:042-342-6006
Eメール:m-l@musabi.ac.jp

武蔵野美術大学 美術館・図書館では、民俗資料室で所蔵している約9万点に及ぶ民俗資料の公開を目的に定期的に「くらしの造形」と題した企画展を開催しています。今回はシリーズ19回目の展覧会となります。

本展は、私たちの暮らしを脅かす多様な災厄…さまざまな自然災害・火災・流行病・鳥獣害・虫害・盗難などを防ぎ、命と暮らしを守るために、先人たちが蓄積してきた知恵と工夫を「くらしの造形資料」の世界からたどる試みです。

本展は数年前から構想してきましたが、本年3月に東日本大震災が起こり、私たちが企画する「災厄防除の民俗知識」の世界が、あまりにもささやかで微力なものに映りました。しかし、先人の歩んできた暮らしのあり方は、自然の恩恵を受け、その力を畏怖しながら、ときに示されるその猛威を回避し、災厄を防ぐための、こまやかな知恵と技の蓄積の上に成り立ってきたと言えます。

本展で紹介する展示品は、かつてはどこにでもあった日用品や、民俗信仰にかかわる呪物などが中心となります。そこに生み出されてきた「伝統的なくらしの造形」、すなわち「民俗造形」の世界からは、民衆の知恵と、災厄をもはねのける活力を感じとることができます。本展覧会を観ることで、これらの知恵を感じ取り、民俗造形が持つ文化的なエネルギーを改めて感じてもらう機会となれば幸いです。

見どころ

出品作品

[展示について]
 私たちの暮らしを脅かす多様な災厄を防ぎ、命と暮らしを守るために、先人たちが蓄積してきた知恵と工夫を約250点のくらしの造形資料からたどります。
「災厄除けの呪的世界」 村境の巨大人形・魔除けの呪物・護符など
「江戸火消しの勇姿と粋」 纏と半纏など
「日射・雨雪への備え」 蓑笠のデザイン
「盗賊除け」 錠前と呪符
「鳥獣害・虫害対策」 鳥脅し、世界各地の蠅払い、蚊帳の小宇宙、蚊取り線香の歴史など

関連情報

関連カタログ

くらしの造形19 災厄防除

  • 発行年 : 2011
  • サイズ : 縦29.7cm×横21.0cm
  • ページ数 : 57
  • 価格 : 一般500円/学内300円

完売しました

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