美術館では、小・中学生を対象に、楽しみながらムサビの近代椅子コレクションに触れる公開講座、ムサビ・キッズプログラム「ミニチュアチェアをつくろう−ムサビの近代椅子コレクションに触れる−」を開催しました。
近代名作椅子の1/5サイズのミニチュアを作る本プログラムは、今回で開催9回目。工芸工業デザイン学科研究室 助手の田渡大貴さんを講師に迎え、アルヴァ・アアルトの名作「パイミオチェア」のミニチュアを作りました。
当日は、普段一般には公開されていない椅子ギャラリーを訪れ、ワークシートを用いてギャラリー内の椅子を鑑賞。その後、「パイミオチェア」実物を参考にしながら部材を組み立てます。「パイミオチェア」の制作は昨年に引き続き2回目となりますが、今年は、白に加えて実物の光沢感がよく表れた黒を新しく追加し2色から好きな方を選んで制作しました。
参加者からは「本格的でやりがいがあった」「普段見ることができない椅子コレクションを見ることができてよかった」「難しかったが楽しかった」とのコメントが寄せられました。次回は、今冬に大人向けのミニチュアチェア作りのプログラムを実施する予定です。