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「脇谷 徹—素描ということ」 ワークショップ 「粘土で『素描』 自分の顔をじっくり見てみる」

掲載日:2020年11月5日(木)

美術館 レポート

 美術館では、展覧会「脇谷徹ー素描ということ」に関連して、10月10日にワークショップ「粘土で『素描』 自分の顔をじっくり見てみる」を開催しました。美大の授業で使う粘土7キログラムで、鏡を見ながら自分の顔の像を作るという内容でしたが、今の社会状況を反映して「マスクをつけた自画像」という具体的なテーマが当日発表されました。高校生や親子連れなど、美術に興味を持つ方々が台風が関東に近く悪天候の中にもかかわらず参加してくださいました。

 講師の脇谷先生が粘土の扱い方や道具類の使い方などを説明した後、参加者の方々は黙々と約3時間、目の前のどっしりした粘土と格闘しました。時折先生が様子を見て周り、額の丸みや鼻の相対的な高さなど、顔を「しっかり見る」ことのアドバイスをしていました。

 長丁場となった制作では、気合が入りすぎて疲れてしまった方、まだまだ時間が足りないという方など様々でしたが、出来上がった作品の講評の際にはみなさん真剣にお話を聞き入っていました。顔のバランスや目の表現の仕方など、彫刻家としての脇谷先生ならではの的確なアドバイスや激励もあり、ワークショップ後には先生に質問をして上達のためのコツをつかもうとする方もいらっしゃいました。

  次回のワークショップにもぜひいらしていただければと思います。

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武蔵野美術大学 美術館・図書館
電話:042-342-6003
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