美術館・図書館では、和装本のもっとも一般的な製本技法である「袋綴じ」のひとつ「四ツ目綴じ」を体験できる講習会を開催します。当日は、京都の経師・修復師として幅広く活躍しておられる、株式会社大入の大入達男氏を講師にお招きし、和装本の基本的な綴じ方の説明と実演をしていただきます。
今回の講習会では、梶山俊夫氏作『絵本 ねずみ浄土』(1979年)の未製本の用紙を使用して、綴じ糸と針を用いて「四つ目綴じ」の製本工程を体験することができます。同書は梶山俊夫氏のイラストレーションが西ノ内和紙に印刷された絵本で、刊行者の宮本偉氏より当館が特別に譲り受けたものです。和紙の手触りと和装本の基本的な構造を知る絶好の機会です。ご興味のある方々のご参加をお待ちしております。
※各自ハサミと定規をご用意ください。ほかの製本に使用する道具類は当館が用意します。
講 師: 経師 大入達男氏(株式会社大入代表取締役)
日 時: 2019年11月15日(金) 16:50~19:00
会 場: 武蔵野美術大学 美術館・図書館 美術館2階 第10講義室
主 催: 武蔵野美術大学美術館・図書館
内 容: 和装本に関する講演とワークショップ
持ち物: ハサミ、定規(30cm程度のもの)
制作物: 和装本四つ目袋綴じ(『絵本ねずみ浄土』)
定 員: 30名(事前申し込み先着順) ※学内の方のみ対象となります。
※定員に達しましたので、参加申込を締め切りました。たくさんのお申込み、誠に有難うございました。
担 当: 武蔵野美術大学美術館・図書館 古賀、西村
電 話: 042-342-6004
メール: m-l@musabi.ac.jp