髙市美千佳
言語文化研究室
この本は日本有数の英語学者が、これまでの研究の中で、実感された語学の面白さを、素人にも理解できるように解きほぐして書かれた論文集の一つです。
英語学を知らなくても「ああなるほど、そういうことだったのか」とか、「英語と日本語の違いはそういうところにあるのか」など英語学者ならではの説明が見られる。この論文集は最初から読む必要はなく、興味を引く箇所から読み始めるとよい。きっと、語学の面白さが分ると思います。
戸田裕介
共通彫塑研究室
20世紀を代表する美術史家で名著『The Story of Art』の著者20代半ばの処女作。
再刊時に書き加えられた“50年後のあとがき”が相乗的に内容に重厚さを加える。
第三者へ語りかける手法は『ソフィーの世界』のネタ本か?!
著者
M.チクセントミハイ
出版者
思索社
出版年
1991年
戸田裕介
共通彫塑研究室
“フロー概念”の提唱者で、「楽しむこと」の対象化を試みる著者の原点。
芸術家として生きる私たちへの示唆に富む。
私はこの本を読んで初めて、自分の制作中に起こる妙な体験が“フロー”だと知った。