2021年7月31日(土)
中村とうようポピュラー音楽コレクションをめぐって
とうようズ・デイ2021
ポピュラー音楽の起源とその歴史をふり返る
図書館 終了
当館の中村とうようポピュラー音楽コレクションを紹介するトークイベントを、配信形式でお届けします。
“とうようズ・デイ”は音楽評論家の故・中村とうよう氏を追悼する定期イベントとして開催されています。今年は音楽評論家の北中正和氏と田中勝則氏が出演し、”ポピュラー音楽の起源とその歴史”を世界各地の名曲名演が収録された当時のレコードを再生しながら解説していきます。
蓄音機が奏でるSPレコードの音色を聴きながら、20世紀を象徴する文化現象であるポピュラー音楽の誕生と発展の歴史をたどるひとときをお楽しみください。
- 会期
- 2021年7月31日(土)
- 時間
- 15:00〜17:00(予定)
- 会場
オンライン配信→終了しました
アーカイブ版を公開しています- 出演者
北中正和(音楽評論家)
田中勝則(音楽評論家)- 参加方法
事前申し込み不要。どなたもご参加いただけます。
開始時刻になりましたら、上記「会場」URLまでアクセスしてください。- 主催
武蔵野美術大学 美術館・図書館
10月5日(火)よりアーカイブ版動画を公開しています。
※権利の関係で音源を割愛している楽曲があります
紹介する楽曲
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豊年齋梅坊主「あほだら經(虫盡し)」(日本)
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ビリー・マレイ「俺はアメリカ女が好きだ」 (アメリカ合衆国)
Billy Murray “I want a Girl from Yankee Doodle Town” -
ルイ・アームストロング「ウェスト・エンド・ブルース」 (アメリカ合衆国)
Louis Armstrong “West End Blues” -
メルセデス・シモーネ「憂愁のミロンガ」 (アルゼンチン)
Mercedes Simone “Milonga Sentimental” -
カルメン・ミランダ「サンバの帝王」 (ブラジル)
Carmen Miranda “Imperador do Samba” -
ドン・アスピアス楽団「エル・マニセーロ(南京豆売り)」 (キューバ)
Don Azpiazu and His Havana Casino Orchestra “El Manicero” -
フランコ楽団「ゾンボのチャチャ」 (コンゴ共和国)
O.K. Jazz “Tscha – Tscha – Del Zombo” -
ダミア「暗い日曜日」 (フランス)
Damia “Sombre D’Manche” -
アマリア・ロドリゲス「それは神」 (ポルトガル)
Amalia Rodrigues “Foi Deus” -
ローザ・エスケナージ「ヒロニア・スティン・シェニティア」 (ギリシャ/トルコ)
Roza Eskinazi “Hronia Stin Xenitia” -
エルヴィス・プレスリー「ハートブレイク・ホテル」 (アメリカ合衆国)
Elvis Presley “Heartbreak Hotel” -
オーティス・レディング「ジーズ・アームズ・オヴ・マイン (アメリカ合衆国)
Otis Redding “These Arms of Mine” -
ザ・ビートルズ「シー・ラヴズ・ユー」 (イギリス)
The Beatles “She Loves You” -
ティコ・オール・スターズ「小舟」 (アメリカ合衆国)
Tico All Stars “O Barquinho”
出演者
北中正和 KITANAKA Masakazu
1946年奈良市生まれ。京都大学理学部卒業。
故・中村とうよう氏が創刊した『ニューミュージック・マガジン』編集部を経て、ポピュラー音楽の研究、紹介、評論にたずさわる。80年代まではロックや日本の音楽を対象にしていたが、90年代以降はワールド・ミュージックの紹介にも取り組んでいる。2000年から12年間NHKFM『ワールド・ミュージック・タイム』の構成とDJを担当。2021年度まで東京音楽大学で講師としてポピュラー音楽史を担当。著書に『ロック史』『にほんのうた』『毎日ワールド・ミュージック』『ギターは日本の音楽をどう変えたか』など、編著書に『細野晴臣エンドレス・トーキング』『風都市伝説』『世界は音楽でできている』『事典世界音楽の本』など。
田中勝則 TANAKA Katsunori
1959年、東京都生まれ。慶応大学中退。
1981年に『ニューミュージック・マガジン』で評論家デビュー。85年からブラジルで伝統的なサンバ音楽たちの録音をプロデュース。本国をはじめ、アメリカやフランスなどでも発売されて好評を得る。また90年前後からはインドネシアなどアジアの音楽もプロデュース。評論家としてもワールド・ミュージックの記事やレコード解説を幅広く執筆。97年からは自身のレーベルであるライス・レコードを立ち上げて、ワールド関係の最先端音源をリリースする一方、新録とSP復刻の両分野で自社制作盤を発表。2013年からはフリーに戻って、武蔵野美術大学で中村とうよう展を企画・制作する一方、幅広く執筆活動とCD制作を手がけている。
当館ではデータベース“中村とうようポピュラー音楽コレクション「地球が回る音」”を公開しています。
データベースの詳細はこちらをご覧ください。