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book
#099

シンボルof聖なる秘儀―民族・宗教・古代・祭祀・神話・聖霊

著者
ロバート・アドキンソン(編)/乙須敏紀(訳)

出版者
ガイアブックス

出版年
2011年

 

表紙画像は紀伊国屋書店BookWebのものを使用しています。

古賀祐馬

古賀祐馬
美術館・図書館

図版だけでも楽しめる、世界中のシンボル(象徴)を網羅した一冊

例えば、かぎ十字(スワスティカ)を目にした時、多くの人が条件反射的に負の印象を抱くことだろう。シンボルに対する強いイメージがあるからだ。しかしそのイメージは、果たして本来それが持つ意味に即しているだろうか。本書では770のシンボルをとり挙げ、その意味と由来を美しい図版と共に解説している。シンボルは多くの美術作品の中にも見られるが、その意味について詳しくなることでより深い作品考察が出来るかも知れない。

movie
#028

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

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制作者
ヴィム・ヴェンダース

制作年
2012年

 
内田阿紗子

内田阿紗子
芸術文化学科研究室
助手

五感を揺さぶる衝撃!
ダンス、演劇、オペラ、美術などの分野を超えた舞台芸術作品。

天才舞踊家ピナ・バウシュと、ヴッパタール舞踊団のダンサーがおくる舞台芸術を映像化した作品。ピナは舞台芸術ばかりか、芸術表現一般で重要な作家の一人である。これまでの舞踊の伝統や常識を覆し、圧倒的な世界観で観るものを魅了する。この作品は、身体表現と舞台美術、声や音楽などすべてを使って観客を巻き込み作品を創造し続けたピナ・バウシュの、生涯にわたる挑戦を描いている。すべての人に体感してもらいたい。

book
#098

美術の物語 (ポケット版)

著者
E.H.ゴンブリッチ

出版者
ファイドン

出版年
2011年

 

表紙画像は紀伊国屋書店BookWebのものを使用しています。

遠藤竜太

遠藤竜太
版画研究室

創る人こそ知っておきたい美術の物語

この本は1950年に出版されて以来、世界中でもっとも読まれている美術の入門書。美術作品とその作り手に対する著者の愛情を感じながら、多くの図版とわかりやすい文章でやさしく美術史を学ぶことができる名著である。
すでに古典と言われる本だが、これから新しい美術を創造する学生にこそ読んで欲しい。
今回推薦するポケット版は手にした感触も堅苦しく無く、息抜きの読書にも適していると思う。