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book
#057

銃・病原菌・鉄(上下巻)
1万3000年にわたる人類史の謎

著者
ジャレド・ダイアモンド

出版者
草思社

出版年
2000年

 

表紙画像は紀伊国屋書店BookWebのものを使用しています。

齋藤啓子

齋藤啓子
視覚伝達デザイン学科研究室

東アジアと太平洋地域からの視点で人類史を俯瞰してみよう!

この本は5つの大陸を俯瞰しながら世界の民族の多様性の謎をひとつひとつ解いていくところが新しい。私たちがどうしようもなくこの地球の上に存在し、地形や気候や動植物(ウイルスにいたるまで)と運命をともにしてきたこと、食べ物や住処や身ぶりや言葉や侵略につながっていくこと。わくわくしながら読み進めてほしい。そしてこれからの未来を考えよう。名著「栽培植物と農耕の起源」を合わせて読むことをお勧めします。

book
#056

永瀬清子詩集

永瀬清子詩集

著者
永瀬清子

出版者
思潮社

出版年
1990年

 
豊泉綾乃

豊泉綾乃
版画研究室
助手

女性詩人の力強い詩と短章をまとめた本です。

誰でもそれぞれ事情があり、制作を続けていくことが難しい時がくることもある。何をも成さないことに焦ったりする。しかし私は永瀬清子さんの言葉から、日常の、また時には抑圧された生活の中に詩があることや地に足のついた地道な生活の強さ、女性作家の信念を学んでいる。永瀬さんの作品には装丁も美しい詩集や短章集もあるが私が初めて手に取ったこの本を推薦します。

book
#055

池上秀畝 素描集
「花」「心」「風」3冊組

池上秀畝 素描集<br />「花」「心」「風」3冊組

著者
池上秀畝

出版者
京都書院

出版年
1988年

 
猪又正弥

猪又正弥
美術館・図書館

画家の目から見てみよう

今ではあまり顧みられることはないが、池上秀畝は、堅実な画技をもって明治から昭和を生きた日本画家である。1988年に練馬区立美術館で企画展が開催されている。
少々の古色を帯びながらも描き残された植物や動物などからは、表現の土台をこつこつと蓄え続けた画家の目を感じることができて興味深い。博物図譜とは異なるものではあるが、比べてみるのも面白いかもしれない。