制作者
ダグラス・ゴードン
フィリップ・パレーノ
制作年
2006年
田中友紀子
美術館・図書館
イメージライブラリー
17台のカメラや最先端技術を駆使し、2005年4月23日の試合におけるサッカー選手ジダンを鮮明に記録する。その一方で、時折挿入される試合のテレビ中継映像や、試合同日に起こった世界各地のニュース映像はどれも低解像度で不鮮明だ。我々はやがてそれらの映像が一様に光の点の集合体であり、全てが等質であることを発見する。この作品にジダンはいない。そこにあるのは光の点のパターン、そこから生み出される新たなイメージなのである。
野口克洋
言語文化研究室
英語が「国際共通語」として使用されることは、当然なことでしょうか。なぜ英語は世界に広まったのでしょうか。英語が世界に広まった結果、見えなくなってしまったものがあるのではないでしょうか。これらの疑問を抱いたことはありませんか。答えを見つけたい人は、まずはこの一冊。
大坪圭輔
教職課程研究室
現在の学習指導要領では、日本の美術文化についての指導が一層強調されている。その中で「民藝」は、中学高校における教育素材としての価値も高まっている。本書は『柳宗悦全集』に収められているもの以外に文庫本もあるが、柳宗悦が手仕事を見つめることで我が国や郷土をいとおしんだことと、改正教育基本法の「教育の目標」に示されている「我が国と郷土を愛する」の文言の意味を、はたして同じく考えてよいのだろうか。